2017年6月3日土曜日

滑床渓谷沿いに登る 三本杭 宇和島見えた

【山域】南予アルプス
【登山方法】登山
【天気】晴れ(松野町28/13℃)
【距離】13.4km
【コースタイム】
万年橋駐車場(9:00)-雪輪の滝(9:30)-千畳敷(10:00)-奥千畳(10:50)-熊ノコル(11:45)-三本杭(12:15/13:00)-熊ノコル(13:15)-奥千畳(13:50)-千畳敷(14:30)-駐車場(15:20) 

 三本杭は、家からちょっと遠いので、前夜発として近くの道の駅で寝ることにした。初めての軽自動車での車中泊をしたが、身長低めなんでなんとか寝れた。身長180cmの人には、間違いなく窮屈だろう(笑
 滑床渓谷は、愛媛のめっちゃ有名な観光地なので、渓谷沿いにきれいな散策路が整備されていて、これがけっこう奥まで続いている。散策路は両岸に整備されているが、左岸が推奨コースになっていたんで、素直に従って左岸のコースを歩いて行く。
 名前のとおり三本筋滝を眺める。どういうきっかけで3本にわかれたんだろう。渓谷は、広くなったり狭くなったり、高さがあったりなかったり。山はわかりやすい自然の造形芸術なり。
 歩き進んでいくと名前が示す通りの滑床があらわる。花崗岩の沢は、明るくていいね。ただ魚は釣れないんだよね。滑床の沢は、沢登りにはいいけど、釣りには向かない。ま、ナメ沢は、アマゴが隠れるところが少ないから仕方ないか。
 けっこう有名な観光地なんで、りっぱな橋をかけてあって、ラクラクに渓谷を横断させていただく。観光客でも全然OKで、スニーカーでも問題なしなしの沢沿いの散策路が続く。
 名前はついていなかったが、小さな賽の河原的な景色があった。転びそうな岩を支えている風な木と石が積まれている。もちろんこんな木で支えるわけはないんで、なんかこう伝説的なとか民話的な話があるのかわからない。この様子なったきっかけは、誰かの遊び心か信心かわからない。
 雪輪の滝は高さ80mとガイドに書いてあったけど、そんなにあるのかな。30mくらいに感じるけどな。もしかして距離かな。80mもあったら、キャニオリングでスライダーさせないんじゃないかな。こいつは超えることなく、落合淵を超えていく。
 千畳敷には、でかい岩とその上にでかい倒木がのっかていた。さすがに千畳敷というだけあって広い。花崗岩一枚岩。夏にこの上で寝たら気持ちいいただろうな。もちろんモスキートネットを用意してのことだ。
 沢沿いの散策路は、昔から作業道として使われていたんだろうな。ところどころ炭焼き釜の跡がある。人工林を天然林に戻している最中らしいんで、前はもっと人工林が専有していたんだろうな。
 支流を横断するときには、こんなロープがかけられているところもあった。散策路としては、千畳敷あたりでお終いなのかな。滑った岩はかなり滑る。富栄養化した河川の中流域の岩みたいに滑るな。
 まだまだ道は、よく整備されている。これだけよく整備されているんだから、先ほどの支流を渡る箇所は、整備した散策路が崩壊したのかな。んで、もうお金出せないから応急処置ですいません的な放置か。
 千畳敷を過ぎても名前のとおり滑床が続いてる。久しぶりに長い滑床を見てうれしいなっと。花崗岩の一枚岩が作り出す明るい岩のスライダーが、谷の奥深く伸びている。
 奥千畳について、一応地図見るかとバックパックを見ると、マップケースがない。えー、マップケースがキーリリースごとなくなっている...だめじゃん、どうしてそんなにうまく回って抜けた?
 奥千畳からは沢から離れて登山道は高度を上げていく。ここからは完全に登山者の世界で、ちょっとスニーカーでは登らないほうがいいだろう。でも登山道しては、よく踏まれていて道筋は明瞭だ。
 鹿よけのネットが登山道両側にでてきた。四国の山は、どこも鹿の食害がひどいらしい。しかし、狼狩りきったのは人間だからな。一定数になるまで鹿を殺処分するしかないんじゃないか。
 熊ノコルは、山の交差点になっている。若葉橋ってどのあたりだ?自分の持っているコースガイドにはのってないし、ふもとで見た概念図にも書かれていなかったよな。
 コルから山頂へは明るい尾根道になった。適当に風があって暑くなく、初夏の陽気が気持ちいい。木漏れ日がごきげんだ。夏に登ると、ここはちょっと暑いだろうな。
 山頂が近づくと鹿防御ネットのドアがでてきた。事前にネットで見たとおりだな。雪が積もったらネットの部分を開けてくれと書いてある。ということは、積もって50cmくらいか。
 宇和島の島が見える。肉眼では、もっとはっきりと見えんだが、相変わらずコンデジでは、遠景はボンヤリとしか写らない。下山したら、ふもとの宇和島市内で名物の鯛めし食べるぞ。
 めずらしく他の人に写真を撮ってもらった。というか山頂に他の人がいる四国の山は、けっこう久しぶりだな。やっぱり人気のある山なのかな。とりあえず300名山には入っているし、もちろん四国百名山にも入っている。
 後から登ってきた人から「地図を落とした人います?との声掛け。もうamazonで、ポッチと押す寸前だった。しかし、確実にあるとわかったなら、周遊する予定を取りやめよう。登ってきた道を戻ってマップケースをピックアップするか。
 熊ノコルに戻って、そこから奥千畳まで一気に下っていく。奥千畳で少し小休止する。登るときには、気にならなかったが、なかなかいい倒木だ。巨木もこうして生命終えて、森の一員として転生していく。
 山頂で聞いたとおりに、千畳敷近くの登山道に、自分のマップケースが落ちていた。ISUKA ドライマップケース1,448円とA&F キーリリースアルミ1,080円分助かった。無駄使いしないですんだな。
 奥千畳の対岸に、鬼が城山・鹿のコルの案内標識が立っていた。登山道があるのは気づいていたけど、標識があったのには気が付かなかったな。反対側もよく整備されているんだろう。
 思いがけず滑床渓谷を往復することになったな。朝より人が増えた。落合淵でキャニオリングしているグループがいた。楽しそうだな。こういう遊びのガイド料っていくらなんだろう。
 せっかく往復したので、行きには素通りした展望台に登ってみた。新しくて立派な展望台で、トイレも整備されていた。落合淵と雪輪の滝のキャニオリングで遊ぶ客のために整備したんだ。そこから30分ほどで入り口に着いた。

万年橋駐車場 20台ほど(トイレあり)無料
滑床渓谷駐車場 50台ほど(トイレあり)無料
森の国 ぽっぽ温泉510円(JAF優待で100円引き)

メモ
N-WGN
走行距離330km 満タン18.48L(ガソリン代2,476円)
燃費17km/L(メーターでは20km/L)結構違うな

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