2017年11月12日日曜日

深渕からぐるっと周遊 風呂塔・火打山・白滝山・石堂山 歩いたなー

【山域】四国山地
【登山方法】登山
【天気】晴れ(三好市13/8℃)
【距離】14.7km
【コースタイム】
深淵(8:00)-風呂塔(9:30)-火打山(10:35)-白滝山(11:50/12:30)-石堂山(13:10)-県道(14:30)-深渕(15:30)

 井川池田ICを下りて、県道44号を走る。深淵自然公園に車を停めて登り始める。立派な剣山国定公園と看板があったが、公衆トイレは壊れたまま、駐車場は草ぼうぼうで、なんとか使えるだけ。一度整備してそれっきりっていう感じだ。
 ネットで見たとおりの標識があった。地形図には載っていない登山道がきちんとあるみたい。この道を整備したのは、環境省みたいだけど、なんの道なんだろうか。剣山国定公園として整備したのかな。
 指示に従って進んでいくと、廃墟と化した家と藪が塞いでいる。庭先の雑草で道が完全に途切れていた。でも、他に進むべき道はないので、とりあえず標識を信じて藪の中を突っ込んでいく。
 藪漕ぎして、抜け出すと植林帯に出た。周りをよく見渡すと木の階段を見つけた。間違いなく目的の登山道だろう。階段を登っていくと風呂塔への標識もあった。
 植林帯からは、明瞭な登山道が続くようになった。枯れ葉に覆われた道を登っていく。歩く度にカサカサと乾いた音が足元から聞こえてくる。晩秋を独り占めだ。
 途中に、標識があったが、文字のペンキがすっかり剥げ落ちてしまっている。作った当初からまったくメンテナンスされていないようだ。四国のみちでもないし、なぜ環境省がこの登山道を整備したんだろうか。
 疎林の尾根伝いに風呂塔へ登っていく。途中、風呂塔キャンプ場から登ってくる登山道と合流する。合流地点には、東屋も建っていた。ただこのキャンプ場は、今は廃墟と化して使えないようだ。
 今日、最初のピーク風呂塔山頂に着いた。こうなんかやたら記念的に「風呂塔」の標識がつけられている。人気があるのかな。これで四国百山1座登頂した。ちなみに風呂塔は、四国百名山には入っていない。
 晩秋の森は、すっかり葉を落としている。遮るものがない森は、十分に陽光が差し込んでいる。誰ともすれ違わない静かな山道を歩くことができて、とても気分がいい日だ。
 環境省が作った標識が残っているが、ここもメンテナンスされている様子はない。すっかり文字の塗装が剥げ落ちている。あまり歩かれていないので、標識を見つけると道を外れていないのことを確認できてありがたい。
 火打山山頂に着いた。なぜ火打山と名付けられたんだろうか。普通は、火打とつけば火山があったり、硫黄が取れたりとするもんだが、まったくそんな気配もない穏やかな山容だ。先ほどの風呂塔も温泉があるような山ではなかった。
 あまり登られていないのは間違いないが、かつて整備した登山道がなんとか残っている。ただ壊れた階段のステップは、そのまま放置されている。いずれ完全になくなってしまうだろう。
 火打山から500mほど行った鞍部に、水場の標識があった。地形図に記載されている川の源頭まで下りるんだろう。ただ往復30分の水場は、ちょっと遠いな。泊まりじゃなければ、きちんと必要な水を持っていったほうがいいだろう。
 一度降りた鞍部から、再び白滝山へ登っていく。風呂塔からは境界線上に登山道が作れれている。境界杭のメンテンスに人が歩いているんだろう。
 いい天気のいい景色だ。吉野川流域しか平野がないな。やっぱり広い平野がないと人も住めなければ、田畑が作れない。徳島も高知と同じで、人口少ないもんな。
 白滝山に着いた。ここは沢の原頭にあたるので白滝という名前がついたのかな。環境省が整備した標識は、壊れかかっている。だれかが、白滝山という標識を整備してくれたんだろう。
  岩室があった。名前を示していたであろう標識の残骸があるが、表示はすっかり消えていた。なんかいわれがあるんだろうか。まったくわからない。もしかして、昔この岩室に偉い修行僧か誰か泊まったんだろうか。
 こちらは、新しい標識が残っていたんで、名前は「お塔石」というがわかった。まっ、見たまんまだな。石の周りにしめ縄が掛けられていて、祠が作られていた。日本人は、どこでも神にして崇めるな。
 ここから石堂山山頂まで、30mたらずの標識があった。この標識は、環境省とは別に一宇村が整備したものだろうか。ただポールは朽ち果ててしまったのか、プレートだけが置かれていた。
 石堂山山頂に到着した。今日最後の山頂となる。ここは四国百名山に選ばれているが、四国百山には選ばれていない。すべての山頂を独り占めした。本当に静かな山だ。しかし、周遊コースだし、景色もいいしなんで人がいないんだろうか。
 石堂山から先は、いままで以上に歩かれていないようだ。まだ矢筈山への踏み跡のほうが明瞭に残っている。とは言え、ここから矢筈山を経由して落合峠に抜けるほどの元気はない。
 頂上から先は、まだ踏み跡が残っていた。それにとぎれとぎれに赤テープもあったので、それを辿って下山していく。境界線は、矢筈山へ線を引かれているので、あちらに進むほうが歩きやすいだろう。
 杉の植林帯の尾根をトレースしていく。踏み跡は、もうすっかり途切れがちになっている。ただ尾根を外さないように降りていく。トレースしている道は、地形図の登山道ではなく、沢に近い尾根に向かっている。
 尾根も細くなり、高度を下げていくと笹もなくなってきた。古びれたテープが、案内してくれている。もちろん自分で地形図を確認しているんだが、もう完全に予定外の登山道を歩いているのは間違いない。
 立派な赤い旗がある。ということは、地形図の登山道を歩いていないが、正しいコースなんだろうか。ここを西の沢に向かって降りていく。斜面を降りていく途中に、舗装された道が見えた。あれに出ればいいだろう。
 当然のように沢に出くわした。ただ、ここでも渡りやすい箇所に黄色のテープがあった。渡渉したあとは、どこから県道に出ようかと、小さな支流の脇を登って、県道44号に出た。これで一安心だ。
 下山ポイントが変わったので、予定の2倍以上県道を歩くことになった。1人とぼとぼ歩いていく。車もほとんど通らない。駐車場に戻ると、3人組の女の子のコスプレイヤーが、写真を撮っていた。珍しい!
深渕 5台くらい(トイレなし)無料
三好市ふれあい紅葉センター 紅葉温泉 510円

※県道44号 落合峠から東祖谷方面通行止め
コースも不明瞭だったし、一応GPSログをのせておこう。
上の地図に載っているコースだけが残っていて、地形図の登山道は廃道になっていると思ったほうがいい。
※黒い線が本来下山予定ルート

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