2013年3月30日土曜日

少し早く春を迎えた残雪期の谷川岳 登山

【山域】三国山脈
【登山方法】雪山登山
【天気】曇り時々晴れ(9.0/-0.0℃)
【距離】6.0km
【コースタイム】
 土合駅駐車場(9:45)-谷川岳ロープェイ(10:20)-熊穴沢避難小屋(11:15)-肩の小屋(13:00)-谷川岳トマノ耳(13:30/13:45)-避難小屋(14:10)-谷川ロープウェイ(14:50)

 前夜は、仕事が遅くて夜出発が叶わなかった。朝5時に奇跡的に自然に目を覚まし、谷川岳に向かって車を走らせる。土合駅前の駐車スペースがラッキーなことに、まだ空いていたの迷わず駐車する。ロープウェイ駅まで1.5km歩くことで、1,000円を節約する。途中、トンネルのループで、有名な群馬側の入口を見ながら踏切を渡り、スノーシェードをとぼとぼ歩き、ロープウェイ駅に着いた。
 谷川岳ロープウェイは、JAF会員証で100円引きになる。往復1,900円をWAONで支払う。ここまでWAON進出か!ちょっとびっくりnanacoとは随分と差をつけたな。車内で、日焼け止めを塗り、チケットを無くさないように、パックにしまい込む。
 時計を見ると10:20分。ちょっと遅い出発となったが、同じようにこれから登る人たちがいることに安心して歩き出す。2週間前に来た時に比べると、かなり雪がグズグクにちがっている。ひと登りすると谷川岳がどっしりと正面に構えている。
 雪洞跡は、すっかりわからなくなっていた。岩が露出しているところがありロープが垂れ下がっていた。アルミ製クランポンを痛めるのではと気になったが、それでもワザワザ外すほうが面倒と岩を掴んで降りていく。ここでは、先行者たちで、ちょっとした渋滞を起こしていた。
 この前も見た関越自動車道の排気口が見る。山の谷間に、突然現れる人工物は、とても不思議な光景に思える。随分と高さがある排気口だ。多分、雪で埋もれることないようにと、高くしてあるんだろうな。
 熊穴沢避難小屋の屋根だけが顔を出している。ここでパックをおろし一休み。太陽に照らされていると、ポカポカしてくる。風もないし、いい感じのスノーハイクだ。ポットのミルクティーを飲み、行動食を口にする。ここで、半分くらい登ったことになる。
 先を見ると、登山者の行列ができている。みんなそれぞれが、この晴れた日を楽しんでいることだろう。自分もその中の一人だ。ゆっくりとマイペースで登っている割に、先行者を抜くことがある。抜いていった中には、若い人のパーティもいた。やっぱり若い世代は、山ブームなんだな。先細る山遊びの仲間として、このブームが定着するといいな。
 晴れていたやまは、いつのまにか雲に覆われてしまった。肩の小屋に着いた頃には、すっかり霧中に包まれた。太陽の恵みがなくなり、体感温度が下がっていく。ここにはトイレが設置されているらしい。女性がいるパーティが、そんな話をしているのが聞こえてきた。
 小屋からワンピッチで頂上に着いた。運のいいことに、再び太陽が顔を出してくれた。狭い山頂は人でいっぱいだ。いつもどおり、セルフタイマーで山頂の記念写真を撮る。強い日差しでハレーションを起こしてしまっていた。うーん、残念。
 ポカポカの日差しの中、のんびりとした幸せな一刻をすごす。オキノ耳が雲の切れ間から、時折顔を出す。向こう側にも結構人がいるのがわかる。オキノ耳のほうが、若干標高が高いが、今日はトマノ耳までで十分だ。一応は谷川岳登頂と言っていいだろう。
 下山は早い。時折「シリセード」なる技術を交えて、どんどん下っていく。しかし、「シリセード」って思いっきり日本語+ドイツ語の和製登山用語だな。アメリカの雪山登山の技術書には、そんなワザ書かれていなかったな。
 ロープウェイ駅が近づくと、どこかの山岳会が滑落停止訓練をしていた。バックパックを背負わないでやっても、いまいち意味が無いような気がするが。ロープウェイ駅に着いて、振り返ると青空と残雪の山が、春の訪れを伝えていた。
土合駅前 10台分程度 無料
谷川岳ロープウェイの駐車場は、1,000円
ロープウェイ往復 2,000円

PS.
 ロープウェイ駅から土合駅に向かって歩いていると、親切な人が車に乗っていきますかと声をかけてくださり、素直に土合駅まで同乗させていただた。ありがとうございました。

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