2012年7月31日火曜日

まるで沢登りのような旧道で行く 斜里岳 登山

【山域】知床半島
【登山方法】登山
【天気】晴れ
【距離】10.8km
【コースタイム】
清岳荘駐車場(7:45)-登山口(7:55)-下二股(8:45):旧道-上二股(10:15)-斜里岳(11:15/11:45)-上二股(12:30):新道-熊見峠(13:00)-下二股(13:40)-駐車場(14:30)

 昨日の羅臼岳に続いて今日は斜里岳を登りに来た。登山届を書いて、デジポッド100円を支払い清岳荘のトイレを使う。駐車場と合わせて200円の協力金は安いか高いか。北の大地のため安いもんだと思おう。  
 10分も歩かないうちに登山道は階段を使って、林道に降りることになった。清岳荘前でチェーンで通行止めされていた林道だ。結局、林道終点が本当の登山口のようだ。それを示すように大きな駐車場跡と立派な案内板があった。だったら車でここまで入れてもいいと思うんだが、清岳荘までとしている理由がわからない。余計なアルバイトした気分だ。
 林道終点の登山口から本格的な登山道がはじまる。登山道はすぐに一の沢川沿いに歩むことになり、15分も歩くと最初の渡渉点に立った。両岸にテープがきちんとあり、渡渉点を見逃すことはないだろう。登山靴を濡らさないように、飛び石伝いに対岸に渡る。渡ってから5分も歩かずに次の渡渉点となった。ここにも両岸にきちんとテープがある。
 この後も次から次に渡渉点が出てくる。いっそ渓流シューズで登ったほうがいいのではと思うぐらい渡渉を繰り返す。どの渡渉点にもテープや赤ペンキがあるので、コースを外れる心配はない。そう言えば昔は登山靴を濡らさないように沢登りしたという話を読んだことを思い出した。そんな二つも三つも昔に戻ったような沢登りコースだ。
 1時間ほどの間に何度となく渡渉を繰り返し、下二股の分岐に着いた。登りは旧道で、下りは新道を行くことにしていた。旧道はこのまま沢伝いに斜里岳に向かっていく。旧道を行く登山は、ほぼ沢登りと同義になってきた。沢横をヘツリ、滝があるときには巻き道を行く。鉄分が多いのか沢の岩が赤茶がかっている。
 それにしても次から次に滝が出てくる。その度に巻いたり、滝のすぐ脇を登ったりした。もう完全に沢登りの世界だろう。それでも滝脇を登る箇所にはロープが張ってあり、よく整備はされてはいるので登る上で不安はない。幾つかの滝には滝の名称を示す案内板もあった。一休みしていると長靴を履いたご夫婦が登ってきた。確かに、このコースなら長靴で登るのもありだろう。
 幾つかの滝を越えて行くと沢水も段々と水量が細くなり、ついには沢そのものがコースとなった。だた、ソールが浸る程度の水量なので登山靴で歩いても問題はない。とは言っても転ぶとそれなりに濡れることになりそうだ。足を滑らさないよう少し用心深くなって登っていく。
 上二股から先はさらに水量が減っていく。この先登山道は最後の二俣を左に入り、よいよツメの様相になる。水がなくなったせいか暑さが増してくる。さっきまでは沢水に冷やされた空気のなかにいたため、一気に気温が上がったように感じる。まさに胸突八丁だ。急登を黙々と登っていく。コルに出ると登山道は左に折れる。
 沢終了点のコルから一度登り、神社があるコルへと降りる。コルに建てられた斜里岳神社を一拝する。斜里町は開拓されて130年ほどなのだから、神社は昔からあったはずがないと思う。ここに斜里岳神社を建てた当時の人達は何を祈ったのだろう。
 山頂からは斜里の街が手に取るように近く見える。知床や阿寒方面の山並も見える。グルっと360度の大展望だ。広い北海道の大地を見渡している爽快感がたまらない。予定を一日前倒しにして、天気予報を信じて晴れときに登った甲斐がある。
 帰りは上二俣で新道を行く。登山道はゆっくりと登っていく。尾根に出るとこの先歩く道がきれい伸びていた。尾根沿いにつけられた登山道は見ている分にはきれいな一筋だが、歩くとなると登り返しもあり結構大変だ。少し雲が出てきて、日差しがいく分弱くなったのはありがたかった。
 熊見峠とあったがクマは見れず。遭うのは嫌だが遠くから見る分には見てみたかった。新道の最後はぐんぐん高度を下げて下二股で旧道と合流した。新道は意外に長く感じ登り返しも多かった。他の登山者は旧道を使って降りるわけだ。
 下二股からは行きと同じように渡渉を何度も繰り返し、最後に林道を歩き車に戻った。

駐車場 清岳荘駐車場有料100円/一日 トイレあり
※車中泊は500円/泊 日中のみは100円
※車は林道終点までは行けず清岳荘まで
温泉 清里町 道の駅パパスランドさっつる 380円 シャンプー、ソープなし

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