【登山方法】沢登り
【山行日】2011/08/12-14
【天気】8/12 曇時々晴れ(盛岡:30.7/22.5)
【コースタイム】
駐車点(08:15)-赤川-大深山荘(10:00)-嶮岨森(10:45)-仮戸沢下降点(11:15)-仮戸沢/北ノ又/東ノ又沢合流点(14:30)
8/11千葉19:00に出発したが、お盆の渋滞は始まっていた。日がすっかり登ったころ樹海ラインにようやく到着できた。
赤川と樹海ラインの交差点が山旅の開始点となる。今回は8人パーティの大所帯で、元気な70歳S山さん、ゲストMさんも一緒だ。赤川は大深山荘への近道として使われているようだ。水量も少なく難しい箇所には残置ロープもある。ステップを切ったようなへこみもあった。
1408m二又に着くと右にピンクのテープ、左に赤ペンキ印があった。どちらに行っても登山道には出るはずだ。ただ選択を誤ると薮漕ぎが待っている。リーダーTさんは右と判断した。うーん残念、藪にぶつかってしまった。藪かき分け登り続けると今度は池塘に出た。さらに残念!なんとか山荘の屋根が見えた。しょうがない10分ほど薮漕ぎ続けて小屋にたどり着く。
嶮岨森を抜け、1365mコルから西に向かって藪へ突入する。沢の源頭を捕まえ、水線を追っかける。まだ水量少なく伏流になってはコンパスを振り下る方角を修正する。水がチョロチョロと流れ始めるとひと安心。これからは忠実に水をたどり下るだけ。沢は合流するたびに水量が増えてくる。そのうち小滝もでてきて本格的な沢下降になる。幾つかの小滝を降りていくが、ロープがほしくなる悪場もない。沢慣れないS山さんに合わせてのゆっくり下降を続ける。3時間ほど下り続け、
岩が大きくなってくると三又に着いた。
北ノ又沢沿いの一番のテン場は、先行パーティに取られていた。東ノ又、北ノ又と仮戸沢
合流点には三箇所のテン場があり、我々は仮戸沢沿いにテントとタープを張ることにした。寝所の準備を終わらせると、釣具とロープを持って「
ナイアガラの滝」散策に出かける。三又下流にはすばらしいナメ床が広がっていた。明るく開けた沢を歩くと穏やかな気持になれて幸せ~。
懸垂下降で「ナイアガラの滝」に降り立った。ナメ床から一気に落ちる清流のカーテンが見事に広がっている。沢幅いっぱいの水が落ちていることが「ナイアガラの滝」命名の由来だろう。本家と違って垂直水は落ちず、白糸のように流れている。東北の沢の穏やかさと美しさにただ感動するのみ。
釣りの準備を終え、ブドウ虫を流し込むとすぐにアタリがきた。まずは20cmオーバーの岩魚を上げる。次に大物がいそうな左滝壺に竿を入れる。アタリに合わせるとぐいぐいと竿を引きこむ。思い通りのサイズが掛かった。竿を慎重に操作し岩魚を弱らせ取り込む。釣り上げた岩魚は尺モノだった。大深沢の岩魚は無垢であどけないらしい。おかげで全員が釣り堪能できた。小物はリリースする余裕もあり満足満足。
日が暮れ始めると焚き火を囲っての宴会となる。お酒が飲めない私は、タープの下で一休みしていたらいつの間にか寝入ってしまった。