2018年4月23日月曜日

石堂山から矢筈山へ 落合峠へ下りる

【山域】四国山地
【登山方法】登山
【天気】晴れ(つるぎ町26/12℃)
【距離】10.6km
【コースタイム】
深渕石堂山登山口(7:30)-石堂山(9:30)-白滝山(10:30)-石堂山(11:45)-矢筈山(13:30)-落合峠(16:00)

 今日は、鷲尾山岳会の例会山行で、2班で交差登山を行う。おかげで、下山してからの嫌な車道を歩かなくてすむ。所属したB班は、深渕から出発して落合峠に下りる。あ、この前下山したときには気が付かなかったが、石堂山の登山口案内板があったんだ。下はの「林班界」は、業務用として正規のものだろうが、「石堂山 登山口2時間」は非正規だろうな。
 前回の風呂塔周遊とは、逆周りで石堂山に登っていく。まずは渡渉してから、植林帯を登りはじめる。ここには赤いビニールテープはなく、ときおり林業用のピンクのマーキングテープがある。やっぱり仕事道を登っていくみたいだ。
 ところどころ天然林が混ざる。ゆるやかな尾根道で、下草もなく歩きやすい。ときおりマーキングテープがあるので、人が歩いているんだろうけど、このマーキングテープは、林業や測量系の人がつけてるんだろうな。
 登山道が合流してくる辺りに着いたが、左から来るはずの登山道は、ぜんぜんわからない。色あせた赤いビニールテープがあるのが、登山道の名残だと思うが。この前もこのあたりで見失って、いま登ってきた林業作業道を下ったんだよな。
 けっきょく今回も地形図に書かれた登山道はわからないまま。うーん、やっぱり登山道は廃道なのかな。ただ藪もない尾根道で、林業作業用のピンクのマーキングテープもあるので、迷わず登ってくることはできると思う。登山用にオレンジのマーキングテープを残してきた。
 お塔石を見え上げる角度で写真を撮ってみた。なんかかっこよくないと自画自賛する。白滝山へ向かう道沿いにも、背の低いお塔石や崩れたお塔石だったものが点在している。地質学はまったく知らないので、この石が何岩で形成されているのかわかない。
 尾根道を行く。環境庁が整備した指導標が立てられている。この標識は、風呂塔から続いている。石堂山登山口の案内から石堂山までの間、環境庁が整備した案内版はなかったな。やっぱり廃道になっているのか。
 けっこうスズタケが茂ってる。でも踏み跡は、はっきりとしているので迷うことはないだろう。深渕から石堂山までの道に比べると、こっちの尾根道は明らかに通行量が多いのがわかる。
 ちょっと壊れかけた頂上のしるし。この白滝山の山頂標識も非公式っぽいな。とは言え、後ろに立っている公式の山頂標識は、もうこのまま朽ち果てていくだけで、建て替えはないだろうな。整備元の一宇村がなくなったからな。
 白滝山山頂で一休みして、再び石堂山へ戻る。なぜ今日の計画に白滝山往復が組み込まれているのかはわからないけど、歩き足りないとの心配からかな。すこぶる天気もよく、気持ちいい稜線散歩ができたことを感謝しよう。
 アマチュア無線で、A班はお塔石で待っているとの連絡が入る。足の具合が悪くなった人がいるそうで、 白滝山へは行かず、お塔石で待っているとのことだ。あんまり待たせないようにしないとな。
 お塔石でA班と落ち合う。彼らは、そのまま下山する。B班は、予定通りに矢筈山に向かう。以前に来たときには、矢筈山を含めた周遊コースは、さすがに距離があるので、石堂山で下山する計画にした。今回はその矢筈山に登れる。
 尾根の岩稜帯は、岩を見上げて巻いていく。ダケカンバが生えている。高い木もないし、スズタケが茂っているので、冬は稜線を渡る風が強いのかな。
 稜線を歩いていく。石堂山から矢筈山へは、ざっくり200mほど高度を上げる。そんなに高度差もなく気持ちいい稜線散歩だ。天空の散歩道はいいね。新緑には、まだ少し早いけど、そよ風も気持ちいいだよ。
 矢筈山の頂上がもうすぐだ。高い木々がないので展望が良さそうだ。天気もいいし、こりゃ期待できるな。冬期は、県道どこまで行けるんだろうな。冬に来てみたいな。
 黒笠山への案内もあるが、どうみても登山道は廃道化している。ガーミンのGPSマップを見ると、矢筈山-黒笠山間は、赤点線で表記されてた。なんとなく踏み跡はあるようだけど、行くのは地図読みできないと怖いかな。しかし、黒笠山もいずれ登らねば、百名山&百山が達成できんがね。
 記念写真を撮る。いつもはウルトラポッドを使ってのセルフポートレートだけど、今日は、一緒に登ったお仲間に撮ってもらう。これで四国百名山&四国百山の26座目登頂した。これで全体の26%登ったことになった。
 ひとしきり山頂でゆっくりしたら、落合峠に向けて下山をはじめる。矢筈山からは、まだ落合峠は見えない。少し霞がかってるな。矢筈山から落合峠までは、300mほど下るだなんで、のんきに下りるだけだ。
 四国山地の中央部にいる。見渡す限りの山並が広がる。穏やかな山並だな。尖った山が見当たらない。古い隆起だということがよくわかる。四国は地震もないし、火山もない。そのうち国から核廃棄物処理施設を作らせてと言われそうだな。
 少しばかり長い下山路を、ゆるやかに下りていく。GPSログを見ると、矢筈山山頂から、だいたい3kmほどだった。そんなに長くないか。しかも今回は、前回と違って県道を歩かなくてもすむ!!
 地形図にある1800mの岩壁帯は、山腹を巻いていく。岩場の山頂はスルーしていくんで、無駄な登り返しがなくええねー。雪が積もって、斜面がガチガチになることに来てみたいな。
 もうちょっとで倒れそうな標識があった。このあたりが、サガリハゲ山への分岐点みたいだど、ちょっとサガリハゲ山へ続く道がわからない。たぶんサガリハゲ山から来たときに役立つ案内板だと思うんだけど。踏み跡らしきものが見えたらない。
 落合峠への登山道は明瞭で、笹の中に伸びる踏み跡を辿る。この踏み跡を見ると、矢筈山は、落合峠からの往復する人が多いんだろうな。ぐるっと周遊すると舗装路を長く歩くからな。
 足元に、県道が見えてきた。ゴールはもうすぐだ。よくまあこんなところに道を作ったもんだ。おかげで山登りには便利だけど。あの道は、通るための道が必要なのではなく、作るための道が必要なんだな。こうやって雇用対策と経済対策してる地方の現実が見えてくる。
 B班が待つ落合峠が見えてきた。車が2台停まっている。そう言えば、今日は他の登山者に出会わなかったな。あ、そうか月曜日だ。そもそも四国は、登山者が少ないんだから、平日登山じゃ、誰にも会わないの当たりまえか。
深渕石堂登山口 路肩2台ほど(トイレなし)無料
落合峠駐車場 20台ほど(トイレあり)無料
避難小屋あり

2018年4月21日土曜日

手箱谷 今度は二俣まで行ってみた

【山域】四国山地
【登山方法】沢登り
【天気】晴れ(いの町25/11℃)
【距離】9.4km
【コースタイム】
林道広場(9:10)-2段堰堤(9:40)-30m大渕11:15)-二俣(12:40)-1050m二俣(13:15/14:15)-二俣(14:50)-林道(15:50)-広場(16:10)

 前回来た広場に車を停める。幸いながら今日も誰もいない。前回は堰堤にぶつかっては、迂回して高巻くを繰り返して時間を無駄にかけてしまった。今日は、2段堰堤まで連続堰堤帯を飛ばしていく。
 巨岩帯を行く。いやー、対象物がないとわかりにくいが、大きい岩は4m以上ある。でけー、巨岩の間をうろうろとして、登れる隙間を探して越えていく。ひたすら登るのは疲れる。
 巨岩帯の中にも、ときおり滝が出てくる。この樋状の滝5mは、左岸を巻く。この滝ならびしょ濡れになれば登れそうな印象を受けた。でも基本的に濡れるの嫌いだし、年だし、盛夏でも巻くだろうな(笑
 かの「手箱ナイアガラの滝」が見えてきた。さすがかなりの迫力だ。全体で3段24mほどの滝で、とても登れそうもない。ナイアガラの滝は、やっぱり見るもんだな。
 ここは左壁沿いに、壁に手をつき、微妙な斜度を、壁と川底の隙間につま先をこすりつけて越えていく。ここ数年きちんと登っていないんで、感覚を忘れている感じがする。とは言え、この歳で若い頃みたいにギリギリで登るなんてことはできないし。
 エメラルドグリーンの大渕についた。渓魚が群れて泳いでいるのが見える。うーん、今度はルーアで狙ってみるか。ぜったいに大物がいるに違いない。それにしても南国らしい明るい色だ。きれいだな。
 大渕は、かなり高度を上げて高巻く。幅広い沢と植林帯の中で高度を上げていくので、山慣れた人間なら特に危険を感じることもなく、高巻くことができる。一人でもわりと安心して遡行できる。
 上から見た大渕は、2つあることがわかった。この中を進むのは無謀だな。あの勢いでは取り付くこともままならないだろうな。もしかしたら足を突っ張って進めるか。いやムリだろうな。
 高巻きして大渕を2つ越えると、沢は急に穏やかになった。「四国沢紀行」は、大淵前で遡行を切り上げているので、この先は書かれていない。登攀好きの登山者にとって遡行価値がないのか、それとも単に行かなかったのかはわからない。
 今日の目標は、上部の二俣までなので、あまり寄り道をせずにどんどん進む。ここはというところだけで、糸を垂らし魚がいることを確認する。そしてここはというポイントでは確実に渓魚がいることを確認できた。
 大きな倒木が沢を塞いでる。天然の堰堤となって、沢の土砂をせき止めている。この程度なら、木が崩壊しても鉄砲水になることもあるまい。支流を越えるごとに、水が細くなっていく。
 沢を横断するワイヤーがあった。林業の運搬用だろう。しかし、この手のものって山中に放置してるよな。まあ、金属だからそのうち還元されるんだろうけど、どうなのかなった思う。
 ほとんど標高差がない沢床が続く。地形図を見ると、このさきはあまり一気に高度をあげることはないようだ。地形図を見ると、このままゆっくりと1536m左のサドルまで行けそうな気がする。
 上の二俣まで着いた。今日はここまで、次回は手箱山を一般道で登って上から様子を見て、最後に沢で周遊してみよう。上から見て、ヤバイところがあったらやめよう。情報もなく、1人でやるとなると用心深く計画を実行する。
 今日の目的2の焚き火をする。枝をポキポキと折って、ファイアースターターを作る。薪をノコギリで切り添える。エスビットを1個で、組み上げた薪は、ほっといてもすぐに立派な火床になった。その間に1匹魚を釣り上げて、リリースする。水量はだいぶ少なくなったが、まだ魚はいるようだ。
 コーヒーを飲み終わり、焚き火の後始末をする。もう少しだけ上流に向かってみよう。すっかり水量が減ったな。もう魚はいなそうだ。この川原だとどこでも泊まれそうだな。タープの下、焚き火の横で寝るのもいいな。
 二俣から100mほど進んだところで、作業道に上がった。まあまあきれいに残ってるな。地形図によると、あと50mくらいは作業が上流に伸びているようだ。道が終われば、植林帯は終わって、天然林が広がっているんだろうな。
 作業道が支流を渡るときには、石垣の基部があった。これは森林軌道跡なのかな。作業道の幅が軽トラ用にしても狭いし、ただレールの残骸とかは見当たらなかったから、やっぱり作業道なのかもしれない。
 作業道を下っていくと、小屋掛けの残骸があった。この金属製の容器はなんだろう? 下にパイプ2本が通っていた。お風呂のような気もするが、この不思議な金属製容器はなんだろうか。
 帰り道のテラスから岩ががんがん落ちていた。もし万が一通過中に落ちてきたら、間違いなくアウト。ヘルメットなんてかぶっていても、そんなの関係なく1人孤独死するんだろうな。ブルブル。でも、ここを通らないと行けないし、落石にあったらそれも運命と割り切るしかないか。
 途中からピンクのテープが出てきた。前回は途中で、テープを見失ってしまったけど、今回は用心深く探していく。おかげで行きつ戻りつしたりもしたが、テープを見失うことなく、最後まで追いかけていった。結局は前回と同じ観測機についた。ということは、前回も、作業道のトレースは、そこそこ成功してたんだろうな。
駐車場 林道広場(トイレなし)無料
吾北むささび温泉 600円(JAF優待で500円)
リリースした岩魚が去る

2018年4月19日木曜日

山の師匠の命日だ

 本格的に沢登りをやり始めたのは、今はなき「山旅の会」に入会してからだった。いい会だった。なぜあんな風に解散してしまったのか。本当に残念だった。同じ方向に向いていない集団は、維持できないんだろうということ心底実感したときだった。
 会の初代であった鈴木竿山さんは、いい人だった。あの人のおかげで、今も山を楽しむことができている。
 もう竿山さんより3つも年上になってしまったが、もう少し歳をとるまでは沢で糸を垂らし、滝を登り、森を歩き、雪と戯れていきたいと思う。あの頃の仲間で、いまも何人が山に入っていることだろう。竿山さんが生きていれば、67歳か、早すぎたよな。


合掌


2018年4月14日土曜日

渓流竿 翡翠 MX 穂先1番折れた たけー

 前回のプチ沢登りで、竿が縮まらずに#1,#2を伸ばしたまま下山したら、#1が折れてしまった。釣具屋さんに注文に行ったら、#1は、4,968円#2は、2,700円です。と言われて高いが仕方ないと注文することにした。ついでに、#4以下は、メーカー在庫なしで、#1、#2もあと数本と言われてしまった。あー、次は買い替えになるな。
 注文したあとで、折れた#1を#2から抜くことに成功して、#2は無事に再利用できるようになった。ま、#2は予備としてとっておこう。ついでに、仕掛け巻きを固定しているテープも、ボロボロになっていたんで、それも交換した。バドミントのグリップテープがちょうどいい。
 メタカラマン機構の穂先が必須なんで、下位モデルの春渓、雪渓は、安いけど候補にできなんだよな。老眼には、リリアンの穂先はきついんだよな(笑 次竿を折ったら、同じ「翡翠 冴」にしかないか。

uvex スキースノーボードゴーグル ユニセックス ダブルレンズ アジアンフィット に買い替え

 雪山に行く時節、ふと準備しているとゴーグルがこんな事態に...フレームのスポンジと上部・下部のスポンジが完全に壊れていた。まあいつ買ったか覚えていない。たぶん10年は使ったかから仕方ない。  いつものように高知じゃ買えないので、いつものamazonでポチリと。いままでより一つ上...