2011年8月13日土曜日

夏休み 仮戸沢から大深沢 東ノ又沢を旅する沢登り 8/13

【登山方法】沢登り
【山行日】2011/08/12-14
【天気】8/13 曇時々晴れ(盛岡:32.8/20.2)
【コースタイム】
合流点(7:30)-東ノ又沢-藪漕ぎ終了点(12:15)-大深岳(14:00)-大深山荘(14:45)

 今日のコースは登山道まで高度差400m足らず距離も3kmほどだ。後片付けを済ませ、沢旅二日目を歩き出す。盛夏の沢は水もぬるい。朝から冷たい水に足をつけなくて済むのはうれしい。幅広いナメ床を歩いているとまるで舗装路歩いているような錯覚におちいる。
 ナメ滝をいくつか過ぎると深い淵を持った2m滝に出会う。大休止ということで最後の釣りをするが、残念ながらアタリはなかった。早々に釣りを諦めて、Mさんと先に行った仲間を追う。2m滝は右岸にしっかりと巻き道が付いている。この巻が唯一巻らしい巻だった。
 2m滝を越えるとゴルジェ帯となるが、10分も歩かないうちに再び両岸は広がった。まるで渓流散策といった様相だ。おかげでなかなか高度が稼げない。S山さんに合わせて歩いているので、時間と距離の感覚がずれてくる。
 1300mの二又がなかなか出てこない。あいかわらずゆるやかに高度を稼いでいく。時計の高度計を信頼していたため、二又を通り過ぎてしまったようだ。沢も藪がうるさくなってきた。それでもまだチビ岩魚が走る。ようやく細い流れとなった沢は笹に覆われ窪状になった。それでもまだ水が流れている。湿原を水源としているからだろうか。
 最後まで忠実に水を追いかけていき、尾根と水平に沢が流れるようになる。そろそろゴールが近くなったようだ。北へ藪をかき分けると数分で登山道に出ることができた。笹原の縦走路を歩くのは気分がよい。雲が取れ青い空も見えてきた。
 大深岳山頂は笹とハイマツに覆われているため残念ながら展望はなかった。八幡平の山らしくこんもりとした頂上だ。道標がなければどこが山頂かわからない。記念写真を撮るだけで通り過ぎる。
 大深山荘は我々8人、4人パーティと単独行者4名できっちりと寝所が埋まってしまった。4人パーティは、アメリカ人1名、ドイツ人2名と日本人1名の国際パーティだった。英語と日本語が飛び交うにぎやかな一夜になった。

小屋から3分の水場

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