店の中は、とっくに昼を過ぎている。他のお客さんは誰もいない。レトロな店内のレトロな椅子に腰掛ける。今は使われていないカウンター席があるな。昔は、もっと賑わっていたんだろうか。
注文は、まったくブレない、迷わない。入る前から決めていた「大山そば600円」これ一杯に尽きる。メニューは、絞りこまれているな。でも門前町のそば屋さんにしては、良心的な価格付け。
びっしと黒いやつが出てきた。濃い口醤油で、返しを作ったこの色。そばも更科系の白いそばではなく、甘皮も一緒に挽き込む黒いやつ。自分的なTHE SOBA。これなんだよな。関西風の薄い色じゃなくて、黒いやつ。
食べた食べた。もちろん大満足。素朴な麺と濃厚な汁を久しぶりに堪能できた。
This is Japanese SOBA.
高知から300km走ると、この味を堪能できるのか。山陰に来れば東北的な日本があるのか。うどんは、さぬき的なうどんがおいしいと思う。でも、そばは、やっぱり東北的なそばがベストだと思っている。
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