矢筈峠から雲の中の綱附森へ

【山域】四国山地
【登山方法】登山

【天気】晴れ（高知市30/23℃）

【距離】9.4km

【コースタイム】

矢筈峠駐車場(9:30)-1460m(11:40)-山頂(12:40/13:10)-1460m(13:50)-駐車場(15:30）

　今日は、鷲尾山岳会の山行で綱附森へ登ってきた。Nさんが好きな山だそうだ。そう言えば、この山は綱附”森”で綱付”山”じゃないんだな。前は一応雪があるときだたったな。

　天気予報では、晴れだったけど、なんだか山はまだ雲が取れていなかった。そう言えばこの山は植林されてないんだな。登山口からすぐにブナの森が始まって気持ちいい。林道もあるけどなんでだろう？

　静かだな。一度登ってしまえばそれほどアップダウンはなくて、ゆるやかな山歩きになる。濡れた笹からなんだかブーツに水が染み込んできた。やっぱりブーツはもうダメなのかな。それともやっぱり濡れないブーツはないのか。ゴアテックスブーツって意味あんの？

　すこし雲が流れて先が見えた。笹波のなか、すっと１本立っている樹が凛としている。いい目印だ。もうすこし笹を刈ってくれると歩きやすいし、足も濡れないのにな。やっぱりレインパンツ履けばよかったかな。

　出た～。この景色はないものにも代えがたい優しい山の懐だ。たとえ笹をかき分けるにしても、いつだって顔まで覆うことはなく、快適に藪こぎができる。北日本じゃ地獄の藪こぎだからな（笑

　頂上についた。珍しくこの山には祠はなく、ただ標示が立てられているのみだ。軽く小休止するがなかなか雲が取れない。本当は四国の山並を楽しむはずだったのに、残念だけど仕方ないな。

　一瞬雲が取れたときに、大栃の街並が見えた。Nさんに聞いたら、やはりあのダム湖には集落が沈んだそうだ。日本のあちこちで、そんな感じで故郷を失った人がいるんだろうな。なんて思いを馳せるが、都会の人間だって、実はより高いビルになったり商店街がモールになったりして見る影もなく、人も散り散りになってるんだけどね。

　少し雲が流れて山の様子が見えた。相変わらずきれいな笹原が広がっている。ちょっとトレランには笹がうるさいかな。今日みたいな静かな山歩きに向いてるな。そのうち綱附森から天狗塚まで歩いて、トレースをつないでおこう。

　ブーツびしょ濡れになった。そういうもんなのか？スカルパのカイラッシュとかゼログラビティーのときには、そんなことなかったのにな。やっぱりスカルパの革ブーツに戻そうかな。

矢筈峠駐車場 30台くらい（トイレあり）無料

アカヌマベニタケかな？