2019年4月29日月曜日

馬返しから 岩手山へ 東北巡業 2座目

【山域】奥羽山脈
【登山方法】雪山
【天気】晴れ(盛岡市20/2℃)
【距離】11.2km
【コースタイム】
馬返し駐車場(7:15)-駒鳥清水(9:30)-7合目ポスト(10:45)-八合目避難小屋(11:00)-岩手山(12:15/12:45)-八合目避難小屋(13:30)-駐車場(15:30)

 道の駅雫石あねっこは満車で車中泊できず。うゎー、10連休だからか、いま車中泊がブームだからか。しかたがないんで、某場所でお泊り。朝コンビニ寄ってから、馬返し駐車場へ。麓から馬返しまでの直線3kmロードには雪が、まったくなくてよかった。
 登りはじめからずっと岩手山の全景が見える。今日は憧れの頂上まで行くんだぞ。いままでずっと東北道から眺めるだけだったけど、昨日の岩木山に続いて登る。登り残した東北の山を登っていく。本当は、もう一度早池峰にも登りたかったけど、ちょっとそこまで日程に余裕がない。
 ウェアとブーツは、雪山用だけど、まだ雪はでてこない。ちょっと暑いけど、まあいいや。どうせ上は間違いなく残雪のお山なんだから。早く雪が出てこないかな。もうちょっと風があってもいいんだけど。
 よっしゃー残雪くんのお出ましだ。これまた昨日に続いて、雪山に登れる幸せ。しかもこの時期ならのお気楽感。厳冬期単独行なら、かなりドキドキ感がともなうだろうけど、今日はハレゾラの下のんび~り。
 この辺から本当の登山開始だ。南部富士と呼ばれるだけあって、ずっと登り一辺倒となる。最近登っていないから、ちょっときついかも。それでも雪面なんで、自分の歩幅で歩けるだけ、夏場より登りやすい。
 ひたすら登り。先行者がずっと上まで見える。ぽつぽつとみんなひたすら頂上をめざして登っていく。予定では、岩木山を登るはずだったけど、天気予報をみて急遽岩手山を登ることにしたのは、正解だったな。ニヤリ。
 すこし平らになると、小屋と呼ぶには立派すぎる岩手山八合目避難小屋に着いた。いや、こんなでかい避難小屋はじめて見たよ。窓の配置からさっすると3階建てなのか。でも、あくまでも避難小屋的な扱いなんで、食事はでないんだよね。
 不動平は、名前の通り平らだ。この場所から、高くなっているあそこが火口か。もうすあと、1kmちょいのはずだ。火口の淵まで登ってしまえば、もうそんなに登らなくていいはずだ。
 火口の縁まで登った。あと、ぐるっと一番奥にある山頂を目指して、最期のワンピッチ。日が当たる側は雪がなく、北側には雪が残ってる。コントラストが見事だな。雪の秋田駒を眺めならのんびりと行く。
 うひゃうひゃの絶景が広がる。下の駐車場からさっすると全国から登山者が集まっている。京都からの遠征者もいた。さすが百名山だ。この10連休を使って登りに来ているだろう。関西弁もけっこう聞こえてくる。駐車場には、九州のナンバーもあったよな。
 昨日登った蔵王連峰が見える。西には、鳥海や森吉が見えて、東には早池峰が見える。南には、焼石や栗駒が見える。岩手山はめっちゃ展望が、いい山だ。北東北の山全部見せますだ。
 北側には、八甲田の山並みが一文字に連なる。ちょっと左に尖ったように岩木山が見えた。明日は、あれに登るぜ。下山したらまた移動だ(笑 どんだけ車を走らせるの好きなんだ。
 火口をぐるっと回る。お鉢めぐりはだいたい1時間ほどだった。しかし、それにしてもいい天気でよかった。地面から煙がでてるぞ。地面を触ってみるとすごく温かい。これってもしかして火山活動の熱?そんかことないか。
 昨日に続いて御鉢を終えて、下山開始する。お鉢巡りするひとは少ないな。ほとんどの人は山頂から折り返すのか。なんかもったいないな。
 登りは気が付かなかったけど、ここにも避難小屋があるんだ。こっちはいいな。泊まってみたいな。なかなか来れないけど、ここに泊まって、夜中に散歩して、盛岡の夜景を見るは素敵だろうな。
  帰りは少し小屋前で一休み。こっちから見るとさらに立派に見える。営業小屋なみの格を感じる。夏場は水もあるそうだ。盛岡が見えているおかげで、基本的に携帯の電波が届くのもいいな。安達太良みたいに、TVも見れそうだな。
 小屋から下までは一気に下る。この雪が硬いと怖いだろうな。厳冬期なら、ぜったいにクランポン&アックスがいる山だ。もちろんパックには一応クランポンを詰め込んであるけど、キックステップで十分だ。
 火山らしい火山礫がいっぱい。ざれざれじゃ。下まで丸見え。どんどん下る。盛岡側は、独立峰のような地形なんで、ひたすら直線上に下っていく。まったく陽射しを遮るものがなくて、下は照り返しがすごそうだし、夏に登るのはきつそうだな。
 行きとちょっとコースが違うけど、雪山にはありがちなこと。方向さえあっていればいいや。で、この道は、どうも旧道らしい。新道は少しは木々のなかに道が作られていて、少しは日が避けるみたい。
 最期の分岐も登りとは別の道を行く。登りは谷筋に作られた登山道だったけど、こちらは森のなかを通っていく。森の日陰に、わずかばかりの雪が残ってる。最期まで楽しませてくれるなぁ岩手山。
 岩手山は、火山の山で火山礫が多かった。夏に歩くと、ブーツの中に入りそうだし、日差しを遮るものがない。はじめて登るなら、やっぱり残雪のこの時期が正解だな。もちろん厳冬期に登るもよし、真夏に登るもよし、好きなときに登るのが一番だよね。
 年越しテントは無謀かな(笑

馬返し駐車場 100台くらい(トイレあり)無料

行った温泉がなんとGWは、15時までとは...残念
りっぱな山だな

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