2018年4月8日日曜日

なぜかあちこちに岩魚がいるな 手箱谷

【山域】四国山地
【登山方法】沢登り
【天気】晴れ(いの町15/5℃)
【距離】5.1km
【コースタイム】
林道広場(9:15)-2段堰堤(10:20)-遡行終点(13:30)-広場(14:30)

 現地に向かうと雪景色...Oh My、確かに気温は低めの予報だったけど、これほどとは。すっかり冬に逆戻りしたかのような光景だ。ただ路面は完全に乾いていて、サマータイヤで問題ないのはよかった。
 地形図頼りに林道を進んでみて、割と沢が近い場所にあった広場に車を停めて、ウェーダーをはいて沢に下りる。一瞬沢靴で行くかと思ったが、持ってきてよかったウェーダー様をしっかりと履いていく。
 がんがんと堰堤が続く低いもの高いものまあよく作ったものだ。脇から登れない堰堤は、一度戻って高巻くことになる。めんでくせー。7つほど堰堤があったと思う。2段の巨大堰堤が最後だった。でこいつは結構な大高巻きさせられた。
 堰堤帯を越えると大きな岩がごろごろした渓相になった。苔むしていたりしていい感じ。この辺りで焚火して寝てー。やっぱり上部二俣を使った小箱山周遊コースをやってみたい。いっしょに行ってくれる人がいなかったら一人で実行するかな。おお、ちらついてるやん
 けっこう高度あげるぞ。久しぶりに岩の隙間をうろうろとして、登れるところを探して登る。装備はウェーダーだけど、けっこう沢登してるじゃん。やっぱりヘルメット持ってくるべきだったかな。
 冬を越した、サビた岩魚がいる。岩魚がいるのは、どうしてなのか不明だ。もっと下流から登ってきたんだろうと考える。この谷には養殖場があった様子はないので、本流筋を伝って来たと思われる。
 樋状の滝だ。見事だな。ちなみにここまで出てきた滝は全部巻いてきた。もともと巻くのは得意だ(笑 でも夏場なら、びしょ濡れになりながら登れそうな滝もあった。夏場の遊び場にもってこいじゃないか。薪も豊富だし。
 けっこう長く続く巨岩帯で、一気に高度を上げている感がある。まさに手も足も膝まで使う。まさに全身使って登ってる。予定の二俣までのざっくり中間地点くらいだな。時計を見ると、二俣まで届きそうもないけど、岩魚もあめごも見れたしOK、あとは徒歩道が近くまで行こう。
 これがたぶん「手箱ナイアガラの滝」なのかな。たしかに水量と迫力は大したもんだ。ここは夏でも登れそうもないな。まさかボルト&ラダーで登る必要もないし。素直に巻きました。今まで出てきた滝は、すべて簡単に巻くことができた。
 思いがけないええもん見たな的なお宝光景が広がる。ここならルアーでも行けるかも。しかし沢登で考えるとかなり泳ぎの距離があるな。この先の滝がよく見えないんで、泳いで行っても登れないかもしれないしな。盛夏に遊びに行ってみたいもんだ。
 沢と徒歩道が近い場所まで遡行したし、下部の様子はわかったし、時間的にも遡行終了としよう。たぶん50mも登らずに地形図の点線に出れるはずと斜面を登りすぐに出た。お、思ったより道がきれいに残っている。ただ想定外なのは雪に覆われていること。
 結局地形図の徒歩道は、沢から登った箇所だけがきれいに残っていたけど、その先ほぼ廃道になっており、道はあちこち崩壊しておりなんとなく歩きやすいところを歩いていく。最後は杉の植林を抜けて、林道に出た。そこから30分ほど林道を歩いて、車を停めて広場まで戻った。

駐車場 林道広場(トイレなし)無料
ウェーダー持っていってよかった

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