2012年10月20日土曜日

東北の紅葉満喫 月山 登山

【山域】出羽山地
【登山方法】登山
【天気】晴れ時々曇り(大井沢15.8/7.3℃)
【距離】8.8km
【コースタイム】
姥沢駐車場(8:00)-リフト(8:30)-姥ヶ岳(9:10)-牛首分岐(9:45)-月山(10:40)-牛首分岐(11:50)-姥沢小屋/リフト分岐(12:30)-駐車場(13:15)

 当初予定は姥沢小屋コース往復登山だったが、登りはリフトを使って楽々稜線歩きで、下山に姥沢小屋コースへと変更することにした。まずは月山ペアリフトに乗って、高低差250mを一気に運んでもらう。
 リフトから眺める山は紅葉真っ盛り、いいタイミングで訪れることができた。そう言えば生まれて初めて雪がない月山を訪れた。いままでは山スキーでしか訪れたことがなかったため、雪化粧した月山しか見たことがなかったな。
 リフトを降りて登山道を登っていく。傾斜がゆるくなってくると高層湿原に伸びる木道を歩くようになった。黄色く色付いた草紅葉が、秋風になびいている。房総よりもふた月ほど早い盛秋の山を楽しむ。
 姥ヶ岳山頂から月山に伸びる尾根筋の登山道を歩いて行く。ゆるやかな尾根道を歩くのは、とても気持ちいいものだ。先の稜線が時々流れてくる雲に包まれてしまうのが残念だ
 月山ボウルの大雪渓はすっかりと消えていて、そのかわりに草本と潅木の草地が広がっていた。笹の緑を基調にして色付いた草木が風になびいている。その中を木道がきれいに整備されているのが見える。
 尾根道が終わり、月山西側斜面を登り、山頂を目指す。いままでは残雪期にしか見たことがなかった「月山 1.0km」と書かれたいつもの大岩があった。冬場よりペンキが薄くなっているようだ。月山スキー場がオープンするときに書きなおすのだろうか。
 鍛冶小屋跡が近づいてくると、岩陰に新雪が残っているようになってきた。エビの尻尾が岩肌や草に付いている。少し薄着だったようで、風が強く吹くと肌寒く感じる。この時期の山は、天候により冬だったり夏だったりとレイヤードを決めるのが難しい。
 すっかり雲に覆われた山頂に着く。社を囲む石垣で冷たい風を避けられるのがありがたい。風にさらされないだけで、ずいぶんと体感温度が違う。社の本尊はすっかり冬支度をしていて拝観できなかった。
 風を避けられる場所を選んで、腰を下ろして昼食にする。ガスバーナーでお湯を沸かし、インスタントのカフェラテで一息入れる。寒い中、熱い飲み物で中から体を温める。
 下山中、雲が時折り途切れることがあり、そのひと時に錦秋の草原が眼下に広がる。赤、黄、緑と色鮮やかな山肌が光に照らされ秀麗な姿を見せてくる。
 牛首の分岐からは尾根道を外れ、月山ボウルの中に伸びる石畳の登山を下っていく。いつもは滑り降りて登り返していたが、今日は姥沢小屋まで行くので山スキールートの参考になるかなと期待する。
 後ろを振り返ると、いつのまにか青空が広がっている。山頂も晴れているのが見える。いま頂上にいる人たちがうらやましい。しかし、お天気だけは仕方がないと諦めるしかないか。
 姥沢小屋分岐でリフトへ向かう登山道と別れて、姥沢小屋へ向かう。いつの間にか石畳の登山道が木道になっていた。月山神社の参道も兼ねているからか、よく整備されている登山道だ。
 二本の木道は、小屋に向かってゆるやかに下っていく。時折り登る人とすれ違い、こんにちはと挨拶を交わす。今日は足が早いパーティなので、先行く人に追いついては、先行させてもらう。
 姥沢小屋コースの登山道は西俣沢を離れて、尾根沿いに下っていくことになる。反対側の尾根の木々が、きれいに紅葉している。まるでポップ・アートのように可愛らしい。秋晴れの空が青い。重ね重ね雲に覆われていた頂上が恨めしい。
 登山道は姥沢小屋の裏で終わり、小屋から先は舗装路を歩き、姥沢駐車場まで戻った。駐車場から月山ペアリフトまでの道は、紅葉を楽しむ大勢の観光客でにぎわっていた。
駐車場 無料 トイレあり
※自然保護協力金200円/人
リフト片道 560円
※2012/10/21が運行最終日
志津温泉 五色亭旅館 500円
※志津温泉はどうも15時で日帰り入浴は終わりみたい

服装についての追記
上:パタゴニアキャプリーン3、薄手の長袖シャツ、ソフトシェル
下:ジオラインL.W.トランクス、THE NORTH FACE カーゴパンツ
風がちょっと強い山頂付近では寒かった~。この季節は服装選択が難しいな。

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