2012年9月15日土曜日

キモは朝の乗合タクシーだった 北岳 登山 テント泊 初日 9/15

【山域】赤石山脈
【登山方法】登山
【天気】9/15 曇
【山行日】2012/09/15-16
【距離】6.7km(全体14.1km)
【コースタイム】
芦安市営駐車場(6:50)-アルペンプラザ(9:25)-広河原山荘(9:30)-御池分岐(10:10)-大樺沢二俣(12:45)-八本歯のコル(15:10)-北岳山荘(17:30)

 7時発の乗合タクシーに乗るために、10分ほど前に乗り場へ行った。えー、どんだけ人が並んでいるだ。結局アルペンプラザまで2時間以上かかった。百名山はそんなに甘くない。
 野呂川にかかる吊り橋を渡り、広河原山荘前の自動販売機でジュースを買って、登る前から一息入れてしまう。こんな所まで、自動販売機があるなんて便利だなー。
 山荘前から歩き出すが、前後とも人、ひと、ヒトだらけ。どんだけ北岳に登山者が訪れているのだろうか。その一員である自分のことを棚に上げて、静かな山を楽しめないなんて不満を胸に秘めて行列に加わる。30分ほど歩くと森の路を通って、白根御池への分岐に着いた。
 大樺沢支流にかかる橋を渡り、対岸へ渡る。登山道はよく整備されている。行列の登山者と抜きつ抜かれつつ、沢沿いの登山道を登っていく。天気がよくないので、暑いってことはないが、雨が降りそうな空模様だ。
 登れば登るほど雲に覆われてきた。この分だと雨が降るのも時間の問題かな。しかし、人の多さが妙な安心感を与えてくれる。前の人に付いて行けば、どんな天候になろうとも迷うことなく北岳山荘に着けるだろう。本当に人が多いな。
 大樺沢二俣をそのまま直進して、八本歯のコルに向かう。本当なら見えるはずの北岳バットレスも今日は雲の中。残念ながら壮観な岩場を見ることはできない。
 この時期まで残っている万年雪の雪渓だ。沢筋を登り、八本歯のコルに向かって詰上がる。軽アイゼンを隠し持ってきたが、出番はないようだ。残念、ただのお荷物だった。車に置いてくればよかった。
 地図にない分岐路がでてきた。案内板には、きちんと「八本歯のコル・北岳」の案内があるので迷うことはないが、北岳と書かれた方に登って行くと、どういうコースで北岳に行くのか不思議だ。バットレス基部に行きそうな気がする。
 階段はしごが見えてきた。八本歯のコルの始まりのようだ。八本歯の名前から想像すると、きびしい岩稜帯を想像していたが、こうしてみるとそれほどでもないようだ。
 はしごを登ると次のはしごと確かにハシゴ場が次から次へと現れるが、階段といっていいほどの角度だった。やっぱり名前ほどの悪場ではなく、胸をなでおろす。
 ようやく雲の切れ間から北岳山荘が見えてきた。このペースならなんとか日が暮れる前に着けそうだ。一安心。かるい喘鳴音がして、きつかったがゴールがようやく見えてうれしい。
 それでもまだまだ階段はしごは続く。こいつを登ればきっと水平なトラバース道になるんだと思いながら、階段を登り降りして八本歯のコルを行く。キッツー、足にくるよ
 ようやく八本歯のコルのトラバース道になった。遠くから見ると結構やばそうに見えたが、近づいてみると手すりが用意されているだけだった。確かに、この細道で転ぶと奈落の谷に落ちていくだろう。雲の中だから、その底が全く見えず、怖さを感じない。
 トラバース道をじわじわと歩み、どうにか日が暮れる前に北岳山荘に着けた。それでも自分の後ろにも、まだ随分と人がいたはずだが...雲が晴れてきた夕暮れのひとときを楽しむ大勢の人でにぎわっていた。
 夜中ふと目を覚ましてテントの外をのぞいてみると、満点星が広がっている。明日は、きっといい天気だろう。
夜ご飯のメインディッシュはおでん
 そう言えば、スリーピングバックは悩んだ末イスカ エア 450」を持っていった。少し重量が増したが、夜の寒さを味わうとこれが正解だった。

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