2012年9月1日土曜日

ようやく頂上に行けた 栗子山 烏川 滑谷沢 沢登り 9/1

【山域】奥羽山脈
【登山方法】沢登り
【山行日】2012/09/01-02
【天気】2012/09/01 晴れ時々曇
【距離】9.6km(全体23.1km)
【コースタイム】
東栗子トンネル福島側入り口脇駐車点(06:50)-下降点:橋(07:45)-570m二俣:滑谷沢出合(10:05)-660m二俣(12:30)-830m二俣:宿泊地点(15:00)

 7月の遡行は入渓そうそうメンバの一人が怪我を負い、途中で引き返した。今回、会山行で栗子山に再訪する機会を得られた。前回とメンバが違うのは少し残念だが、今度こそ栗子山頂上に行けると思うとワクワクしてくる。
 トンネル入り口の駐車帯に車を停めて、総勢13名の大所帯で登り始める。前回と同様に荒れた林道を歩き、二ツ小屋隧道を抜けて、鳥川橋から入渓する。
 烏川本流を下り、滑谷沢出合を目指していて行く。歩き始めは単調な川原歩きだったが、滑谷沢出合に近づいて行くと所どころ滑床が出てくる。烏川本流は水量も少なく、ロープを出すような難所もなくゆっくりとしたペースで歩いて行く。
 穏やかな烏川を4kmほど下り、滑谷沢と烏川の出合に着いた。休憩時に地形図を確認すると、この先も距離のわりに高低差はあまりないようだ。次の二俣まで3㎞ほど遡行しても、100mも高度を上げない。今日の遡行はこの調子で宿泊地まで悪場はなさそうだ。
 滑谷沢は烏川本流より水量が豊富だった。開けた明るい川原を歩き、ゆるやかに高度を上げて行く。滑谷沢の川原を歩きを続け、宿泊地までの距離を少しづつ稼いでいく。
 先へ進むと滑谷沢の名前が示す通り、徐々に滑床がでてきた。開けた滑床と明るいぶなの森を歩いているのがとても心地よい。穏やかな渓をまるで散策しているようだ。
 吹く風が盛夏の終わりを知らせ、秋の訪れを感じさせる。長袖シャツを着ているのがちょうどいい具合だ。それでも残暑の日差しで温められた沢水は冷たさを感じさせない。東北の沢を旅するにはいい時期だ。
 660m二俣地点で滑谷沢右俣と左俣に別れると、水量はまた一段減っていく。今日は腰に着けたハーネスやクライミングギアの出番がないままに、宿泊地に着きそうだ。
 単調な遡行にも時おり小滝や滑滝がでてきて、アクセントをつけてくれる。それでもロープが必要になるようなことはなく、あくまでもおだやかな渓が続く。
 660m二俣から先もゆっくりとしたペースで距離を稼いでいく。宿泊予定の830m二俣に着い時、時計は15:00を示していた。キャンプサイトはよく使われているのだろう。けっこう広く、よく整地されており、たき火跡のそばに薪も残されていた。さっそく持ってきたテントとタープを張り、一夜の沢宿をみんなで手分けして作る。
 夕食までのひととき釣り糸を垂らしてみたがまったくアタリがない。支流は水深が浅く岩魚が隠れるような場所がないので無理もないか。わずかな時間試し釣りだけですぐに引き上げた。右俣本流を釣り上がったIさんが三匹の岩魚を持ち帰ってきた。焚き火を囲み、岩魚を焼き、他愛もない話で盛り上がる。焚き火こそが山旅の楽しみであり、最高の贅沢な遊びだろう。
 8時を過ぎた頃から焚き火を囲んでいたメンバも次々と寝に入っていく。自分も9時頃には焚き火から引き上げ、スリーピングバックに入る。夜中、雨がタープを叩く音が聞こえた。

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