2019年9月21日土曜日

高妻山 戸隠キャンプ場から沢コースを登って、弥勒尾根コースを降りる

【山域】戸隠連峰
【登山方法】登山
【天気】曇り一時雨(長野市21/15℃)
【距離】13.7km
【コースタイム】
戸隠キャンプ場(6:10)-一不動避難小屋()-五地蔵(9:20)-六弥勒(9:40)-九勢至(10:30)-高妻山(11:50)-六弥勒(13:30)-牧場(15:10)-戸隠キャンプ場(15:50)

 台風がきてるということで、当初予定していた剱岳を諦めて、少しでも雨雲から遠ざかろうと、高妻山へ行くことにした。夜中に着いて、車中泊する。ここまで来ると暑くもないな。 
 キャンプ場から牧場を通って、登山ゲートを抜ける。牛が逃げないようになってんだ。石灰があって、消毒していた。防疫大事だもんね。牛には関係ないけど、豚コレラが流行ってるもんな。
 沢伝いに森の中を歩く。最初から天然の森って、やっぱりいいもんだな。まったく植林がない。やっぱり信州長野は、森が豊かだな。特に戸隠、隠っていうくらい人里から離れてるんだから、植林もないわけだ。
 何度か沢を横切りながら、ついにこの滝に着いた。くさりじゃらじゃら、一応ステップをほってある。こういうのっていつの時代に掘ったのかな。そんなに滑らないけど、用心して登る。鎖がなくても登れるくらいのステップが刻んであった。
 滝を登り終わると今度はあの滝の上部を横切るらしい。ここから見ると沢登りのときでも、かなり怖そうなバンドのトラバースじゃん。でもここは百名山、そんなところにコースがあるわけない。とと思いつつ徐々に近づいた。
 やっぱり沢登りに比べれば、かなり広いバンドが横切っていた。写真で見るよりは、足場しっかりしていたけど、両手を離して、スマホで写真を撮るほどの安心できる場所でもない。
 冷たい水がちょろちょろと流れて出いた。夏場は怪しいかもな。でも沢は、水量が豊かだし、氷清水で汲まなくてもいっか。雪渓は見当たらないし、そこまで冷たくはなかろう。
 一不動の避難小屋についた。注意書きに「非常時以外は泊まらないでください」とのこと。やっぱり人気あるんだろうな。百名山だし。さっきの水場で汲んで、ここに泊まるのはなしってことか。
 一不動についた。一不動って、一+(プラス)不動のことか。この石像が不動尊かどうかわからないな。もうすっかり石仏の表面が風化して、何が掘ってあったか、まったくわからないな。
 わりと天気が持ってるな。このまま頂上まで持ってくれればいいな。帰りにレインウェアを着るのはしかたないけど、せめて頂上まではもってくれー。じゃないと、東に戦線移動した意味がない。
 二釈迦に着いた。さっきの一不動と関係あるんだろうな。こっちには、二がついている。ということは、さっきの一は、不動尊に関係あるのじゃなくて、順番を表しているのか
 高妻山が見えた。頂上直下は、なかなか急登だな。ずっと登り一直線だ。いやー、きつそうだな。けっこうピラミダブルなトンガリ君だ。標高2,353mと書いてあるけど、上まで緑が生い茂ってるな。
 五地蔵についた。もしかして、これで半分ってことなのかな。今更ながら気がついたが、よくある1合目、2合目の合図として仏が祀られていたのか。地図を見ると、一不動と頂上のだいたい中間点に来たようだ。一不動はスタートで、0地点だったのか。
 六弥勒に着いた。ここに尾根道への分岐があるんだ。地形図を見ると、五地蔵山から分岐しているように見えたけど、ちょい先だったんだ。五地蔵山から分岐がなかったときには、ちょっぴり不安だったぞ。
 「九勢至」ってなんだろう。ググってみよう。ほー、「勢至菩薩」なんて神さまがいらっしゃったんだ。登る山がよく見える。なんとか雨が降らないでいる。しかも雲が流れて入るけど、かろうじて山頂が見え続けている。
 頂上直下は、ぐんぐん登る。いやー、疲れるよ。少し紅葉が始まってる。この様子だとあと半月から1ヶ月後がベストシーズンかな。今回は想定外に来てるから、しょうがないか。本当は、このあたりの山は、妙高・火打に登りたかったけど、1泊2日だしな。まあドライブするよりマシだろうと選んだお山だもんな。
 なんか鏡が出てきた。神話にでも出てきそう。しかし、これが鏡って何って感じだ。反射率何%よ。鏡の定義ってなんだろう。ここが頂上かなと思ったけど、どこにも標識がないし、先に行った人たちもいない。登山道が続いていたんで行ってみた。
 5分も歩いたら、話し声が聞こえてきて、高妻山山頂に着いた。あ、やっぱり別に頂上があるのね。じゃあ、なんで十だったんだろう。修験行者は、あそこを山頂にしていたのか。天気も悪いし、雨が降りそうだし、とっとと下りよう。
 雨が降ってきたんで、帰りは尾根道にしよう。たぶん大丈夫だとは思うけど、普通のトレッキングシューズで、あんまり沢を横切りたくはない。尾根道は、転んでお尻打つくらいだろうけど、あっちは30mほど墜落する...
 やっぱり尾根道を下りて正解だった。すっかり雨が降ってきた。スリッピーな道だけど、転ぶ程度で済むのはありがたい。ただこっちのほうが急だ坂道だな。どっちにしろぐるっと廻るなら正解な方法だったんだ。
 帰り道は、いろんなキノコを見れた。ただ、食べれそうなやつには出会わなかった。っていうか、登山道そばに食用キノコがあれば、とっくに採られてるか。しかし、こんなに白くて、きれいなのにドクツルタケという毒キノコなんだもんだ。
 尾根道も雨が降って、かなり道がぬかるんできた。やっぱりロープがあると助かるな。あと10年も経つと、ロープがあれば助かるじゃなくて、ロープがないと無理になるかな。あと何年元気に山登りできるかな。
 猿がいた。ここには1匹だけど、数頭の群れで、赤ちゃんザルが可愛かった。5mくらいまで近づいても逃げないなんて、人間なめてんな。このあたりで猿に襲われる話を聞いていないから、大丈夫だと思うけど。
 牧場の中を通らさせていただく。電柵があるので、牛くんはこっちに来ない。牛くんは、ホルスタインではなく黒毛和牛ぽい。グラスフェッドな牛くんを育てた。ネットで見たら、戸隠りんご和牛って、競争はげしいな。
 なんか不思議なトラップがあった。説明を見るとアブを取るものらしい。中にエサでも入ってるのだろうか。それとも自然にアブが入っていくのか。
 日本百名山の三連休とは思えなくらい人に会わなかったな。下山してくる人1名とほぼほぼ同じように登っていた3人と、下山中に登ってきた1名、おお、合計5名しか会っていない。これはこれですごいな。

戸隠登山口駐車場 100台くらい(24時間 トイレあり)無料
妙高温泉・共同浴場「大湯」 350円  この温泉はおすすめだ。
移動メモ
南国IC(9:00)-富山IC(18:30)
富山IC(21:00)-信濃町IC(22:30)
直接行っていたら、20時ぐらいに着いたんだ。まあ、行き先変更したししょうがないね。

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