2017年8月27日日曜日

汗だくで登る夏の蟠蛇ヶ森

【山域】不入山系 
【登山方法】登山
【天気】晴れ(佐川町31/23℃)
【距離】8.6km
【コースタイム】
桑田山神社前広場駐車場(10:40)-見晴台(11:20)-蟠蛇ヶ森山頂(12:30/13:30)-見晴台(14:20)-駐車場(14:40)

 いま時期の高知は、メジカのシンコに盛り上がる。去年自分でさばいて食べてみたが、血なまぐさかったので、そのため今年は、朝取れのシンコを「道の駅なかとさ」で買うことにした。せっかくなのでその帰り道に、さくっと蟠蛇森を登る計画を立てて出かけた。
 桑田山神社前に駐車場が整備されている。駐車場の広さから、雪割り桜が咲く頃には、かなりの人出があるのがわかる。来年はオンシーズンに来てみよう。登山道は、いきなり民家の横を登っていく。
 雪割り桜のそばに公民館があって、きれいなトイレが整備されていた。公民館とトイレの間を抜けていくと、雪割り桜が植えられていた。ガイドを見ると全体的に1000本ちかく植えられているみたいだ。開花の時期はきれいだろうな。
 民家とだんだん畑の間をすり抜けるように、登山道が整備されている。高知や徳島でよく見かける天上の民家が道沿いに建っている。昔は、林業とだんだん畑の収益で暮らしていたんだろうか。
 車道に出ると次の道の入口の案内がある。基本的に直登していくだけ。こまめに案内版が設置されているので、どの路地を登っていくのか探すの難しいことはない。
 狭い集落のなかに神社がちょくちょく祀られているな。祠もあったり、昔の人は信心深いな。どうして建立されたのかを調べてみると面白いだろうな。地元の人にヒアリングしてみたいもんだ。
 しばらく車道を歩いて行く。やっぱり舗装路は歩きやすいな。ところどころ簡易舗装になっていて、地元の人が整備してるのかな。そもそもこの道は私道なのか市道なのか、わからないな。
 モノレール沿いに登っていく。段々畑の果樹が植えられている。上の方に行くと畑も放棄されていて、草が生い茂って歩くのに難儀する。わずかな踏み跡しか残っていなかった。ただほぼ直登していけばいいのでコース取りには問題ない。
 見晴台に出ると、ベンチが設置されている。でもシートが汚れていて...せっかくのベンチだけど、このプラスチッキーなベンチは、水が溜まりやすくて、汚れがたまりやすんだよな。せっかく設置してくれたのにねぇ。
 車道の反対側に、「頂上まで90分」の指導標が建てられる。この先は民家がなくなり、植林帯に入っていく。上の携帯中継アンテナのため、この山の中に電柱が建っていた。仕事で登る人は大変だな。
 下部は、放置された果樹が生えており、杉の植林帯に切り替わっていく。蜘蛛の巣がすごいな。こりゃ、ぜんぜん歩かれていないな。トレッキングポールで、蜘蛛の巣を払いなら登っていく。
 さらに上に登ると竹林になる。たけのこを掘った跡が残っている。伐採もしているみたいだし、それなりに人が使ってるんだな。
 車道に出るとでると、「道なりにGo」と書かれたとおりに、この先は車道を歩いて行く。やっぱり舗装路は歩き易いや(笑 だから普通は舗装路なんだよな。
 大体舗装されている車道だけど、一部は未舗装路になっていた。この未舗装路は予算不足なだけだろうか。なんか理由があるのだろうか。こういう林道ってたまに見るな。そのうち舗装されるんのか。
 車道から再び山道に導かれる。ここが最後のショートカットだった。歩きやすい車道か、日陰がある山道か。悩ましいコース取り。登りはコース通りに登ることにする。
 で、また車道にでて、登っていくとゴールの看板があった。蟠蛇ヶ森が正しいのか、蟠蛇森が正しいのか。この看板を見ると蟠蛇森(ばんだもり)が正しいそうだな。
 山頂には、木が植えられていて、ちょうどいい日陰に助けられる。今日のお昼は、ご当地B級グルメの須崎鍋焼きラーメンを作る。冷凍した鶏肉、ニラ、ちくわ、ネギを入れて本物っぽく作る。水場はないので、当然必要な水は担ぎ上げる。
 山頂には、りっぱな展望台があった。階段が少し朽ちていて大丈夫なのかなぁと少し異心配になる。一番上に登ると骨組みがなく鉄板のみの展望台が怖いかも。県立公園と書かれていたので、最低限の検査はされていると信じるだよ(笑
 さすがに展望台の上は、風通しがよく、吹く風が気持ちいい。須崎の海がよく見える。やったー。冬場はもっとクリアに見れるだろうな。やっぱり雪割り桜の時期に登るのがベストの山だったな。
 帰りは、車道を通っていく。うん、歩きやすい。距離はこちらのほうがあるけど歩きやすいんで見晴台までこのまま行くことにする。同じ道を通るのはできるだけ避けたいし。
 見晴台から先は、登ってきた道を降りていく。登りで蜘蛛の巣は払ったが、あいかわらす草が伸び放題で歩きにくかった。蟠蛇森は、夏場に登る山じゃなかったな。

駐車場 桑田山神社前広場 30台ほど(トイレなし)無料
 コース途中に、桑田山公民館に観光用トイレあり
 山頂のトイレは使用不能
そうだ山温泉 和 700円
 シャワー出なかった...

追記
メジカのシンコは、去年より血生臭くなかったが、それでもまだダメだった。もしかして、山なんて登らずすぐ帰って食べないといけなかったか?

2017年8月21日月曜日

LEKI トレッキングポール SPD2ソフトライト ASのパーツ外れに注意

 伯耆大山で、使うはずのLEKI トレッキングポール SPD2ソフトライト ASのパーツが外れていて使えず。久しぶりにポールなしで登り下りで、いつもより疲れた感じがする。少なくともバランス取りに気を使う。スピードロック2システムの盲点だった。下のスーパーロックは、部品がとれることはまずないと思う。このナットが外れていると全く役に立たない。
 幸い今回は、ナットが自宅に落ちていたんで、すぐに元通り。山でなくしていたらパーツ取り寄せで、めんどくさになっていた。それにしても自宅で、きちんと道具の確認しておかないとダメだな。
 まあ外れる可能性のあるものは外れるってことだな。なんかいい方法ないかな。とりあえずは、あんまり緩めすぎないようにしよう。もしかして、モンベルとかブラックダイヤモンドは、外れないようになっているなんてないよな。今度お店に行く機会があれば確認してみよう。

2017年8月20日日曜日

中の原エリアから登るユートピアコースで三鈷峰 伯耆大山

【山域】大山山系
【登山方法】登山
【天気】曇り(大山町29/23℃)
【距離】9.2km
【コースタイム】
第4駐車場(8:30)-中の原エリア(8:40)-リフトトップ(9:10)-宝珠山(9:30)-下宝珠越(9:40)-中宝珠越(10:00)-三鈷峰(11:15/11:50)-ユートピア小屋(12:00)-下宝珠越(13:20)-大神山神社(13:40)-駐車場(14:00)

 伯耆大山には、夏山登山コースとユートピアコースという2大コースがある。秋と冬に夏山登山コースは登ったんで、ユートピアコースを登ってみようと出かけた。大山情報館そばの第4駐車場に車を停めて出発する。だれも歩いていない中の原エリアへ向かう。
 だれーもいない。人気ないのかな。踏み跡はあるよな。ということは少ないなりも登っている人はいるって言うことだ。黙々と誰もいないゲレンデを登っていく。振り返ると美保湾がよく見える。
 ゲレンデトップに着いて、次のコースを探す。リフトの横に小さな踏み跡があった。きっとこれに違いないとかき分けて入ってみた。きちんとテープが巻かれた踏み跡が尾根筋に伸びている。本当は、もっと下でゲレンデから登山道に移るみたいだ。
 ひっそりとしたブナの森を登っていく。踏み跡は明瞭だけど、笹が道を覆う。あんまり人が登っていないは間違いないな。ユートピアコース登る人も、だいたい大神山神社から登るんだろうな。
 笹をかき分けながら登って宝珠の山頂についた。展望も何もない。なんとなく笹が刈ってあって、少し広くなっていて、頂上っぽい雰囲気を出しているだけのただの通過点だった。
 下宝珠越まで来たら、登山道は今までよりも踏み跡が明瞭になった。やっぱり神社から登ってくる人が多いみたい。ま、いっか。誰にも合わない静かな山を堪能できたし。
 少し行くと宝珠越と書かれた標識があった。じゃ、さっきの分岐は特に名前はないんだ。ここはとくピークって感じでもないし、尾根をのっこした感じもないし、なんで越えるという字を使ってるんだろう?
 いやー、すっかり明瞭な登山道になった。みんな間違いなく神社からユートピアコースに登るんだな。下調べした時には、たまたまスキー場から登った人の記録を見たんだな。
 確かに下調べ通りに、ユートピアコースは難度が高いらしい。とは言っても夏山登山コースと比較するとで、普通の登山道レベルで考えると特に難しいコースとは言えない。
 高度を上げるとユートピア小屋が見えた。今日のゴールが見えたね。あの山腹を登っていくのか。つづら折れなのかな。尾根の直登は、斜度的にないだろうし。
 上宝珠越を越えるとときに、「この先危険」と警告があった。しかし、ここまで登ってきた人に、今更そんなこと言われてもなぁ。相当な勢いで転ばないと危ないことはないだろう。
 ぐるっと山腹を回りながら高度を上げるとユートピア小屋と三鈷峰の中間点に出た。ぱっと見ると小屋には、昼時のせいか人がいっぱいいる。人影がない三鈷峰に先に行くことにする。
 雲がかかっていて、これから登るピークが見えない。残念、頂上についたら晴れるといいな。上から島根半島と日本海が見えたらいいな。
 写真で見ていたよりやさしい道だった。特によじ登るなんてこともなく、危なげなく登っていく。宝珠越から上宝珠越まで登るときのほうが手を使って登ったな。
 三鈷峰には、ほかに1人いるだけだった。いいタイミングで山頂につけたな。ほぼ独占しているぜ。夏道コースに比べて静かだな。こっちはこっちでいいな。ただ百名山的はにぎわいがない。
 米子駅で買ってきた駅弁「海の宝箱」を食べる。けっこう酢が効いてるな。キュービックカットされた魚がきれいだな。さすが海の宝箱と名乗るだけある。やっぱりペットボトルのお茶を買ってきてよかったな。次は500mlにしておこう。
 雲が途切れて、大山北壁が見えた。曇り予報の天気予報のなかタイミングよく雲が切れてきれいに見える。こう見ると縦走できそうなんだけどな。二人くらい歩いているも見えるしな。
 お弁当を食べ終えて、十分に伯耆大山の北壁を堪能した。だんだん人も増えてきたし、下山するか。こう見ると結構奈落の底へ向かうって感じを受けるな。実際にはそんことないんだけど。
 象ケ鼻の立入禁止立て看板まで行ってみた。あとから来た二人組のパーティが、ロープを乗り越えて先に進んでいく。縦走できなくはないんだろうな...でも「行っちゃダメ」を守るだよ。本音は行きたいし、行けばたぶん行けるだろうし、でもね。
 登山道の終点に来たし、さて戻るか、ユートピア小屋と三鈷峰が、一直線に並んで、なかなか、かっこいい景色になってるじゃないか。緑に覆われた槍ヶ岳っぽい印象を受ける。
 ユートピア小屋を内見したが、詰めて10人くらいの小さな小屋だった。2階の入り口もなく尾根上にあるんで雪が飛ばされるのかな。トイレはどうなっているのか混んでいたんでみなかった。「更衣・携帯トイレ使用ブース」って書いていたんで自分で持っていくのか?
 下宝珠越まで登ってきた道を戻る。ぐんぐん下る。来た道を戻るだけで、盛り上がりもないまま大神山神社800mという標識まで下山してきた。
 がっつり急坂が、ずーんと落ちている。ネットでよくボロボロできつーと書かれているのが、ここの登山道か。ビギナーだとそう思うのかな。よくある登山道だな。むしろドロ系の登山道より滑らず歩きやすい。
 ブナの森に戻ってきた。静か~。タイミングよく前後に誰もいない。最後に静かな森を堪能できたのは幸いだな。この森なら、金秋のころには、キノコがよく採れるだろうな。
 登山道がゆるやかになってきて、多くの人の声が聞こえてくると、元谷コースと合流した。標識にも書かれてはいるけど、夏山登山コースとはあからさまに整備状況が違いすぎるだろう(笑
 大神山神社の裏に出た。ここからは登山者と観光客が入り混じる。日本一長いと言われる石畳の参道を観光客と一緒に歩いて車に戻った。いやーいい一日だった。
駐車場 第4駐車場 50台くらい(トイレあり)無料 
大山火の神岳温泉 豪円湯院 380円
 お、タオル付きやめて、料金600円から下がってる
 地元の大山小学校の子どもが、まだ知られていない地元の見どころを宣伝していた。そのなかで、「上高田集落の古ふん」を説明してもらった。せっかくなんで今度行ってみよう。説明ありがとうございました。

追記
トレッキングポールの部品がなくて使えなかった。やっぱりポールがあるほうが歩くの楽でいい。

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