【山行日】2010/08/08-09
【天気】08/08 晴れ
08/09 曇り後雨、その後晴れ
【コースタイム】
08/08 こめつが山荘(12:30)-入渓点(13:10/13:30)-連瀬沢(14:50)-二股(15:55)-宿泊地点(16:00)
08/09 宿泊地点(6:50)-10m滝(07:20)-7m滝(8:10)-2段30m大滝(08:20)-7m大滝(09:30)-7m滑滝(09:45)-5m泥壁滝(10:30)-登山道(11:00/11:40)-森吉山(13:10)-森吉山避難小屋(13:40/14:10)-一の越(15:00)-こめつが山荘(16:30)
こめつが山荘で準備して昼過ぎに歩き出す。入渓地点と思って最初の枝沢を降りるが、スキー場そばへ戻ってしまう?ここじゃないと戻り、入渓地点を捜す。地形図とにらめっこ。登山道を横切る枝沢2本過ぎて北東に延びる支尾根の左側のヤブへ突入する。100mも進むと明瞭に水が出てきて沢を確認できた。どんどん降りる。沢音が大きくなると連瀬沢へと出れた。
ここから50m先 |
連瀬沢からは竿を出しながら、今宵のお宿を探しながらのんびり遡行する。二股を過ぎた右岸によさそうな場所を発見できた。二人寝れそう。まあ、タープは張れないが、天気はもつだろう。荷物を下ろし、竿を握り締め岩魚の顔を見に沢へ戻る。
夕食は、ハムステーキ、野菜炒め、はんぺん、味噌汁、ご飯、岩魚の刺身。大きめの1匹だけを渓の恵みとした。澄んだ夕焼けの中、小さな焚き火で、湯を沸かしコーヒーを淹れる。満点の星空を眺め、防虫ネットを被り寝袋に潜り込む。
6:00に起こされる。夜中に小雨が降ったとSさんに言われる。確かに、焚き火が濡れて消えていた。今日が連瀬沢不帰沢の本番、ゴーロ帯も終わり、ナメ滝が始まる。最初の10m滝は、左岸(右)を巻く。
10m滝を巻き終わると再びナメ床を歩く。癒し系「連瀬沢」、巻きもきっちりとしたルートファインディングも必要なく、滝の落口と同じ高さに登ってトラバースするだけ。ひたひたと滑床を歩き、森と水に癒される。
2段30m大滝、下段10mは左を直登する。上段20mも登れそうなので途中までチャレンジ、登るほどホールドが細かくなる。クライムダウンできる自信がなくなり、あえなく撤収。結局下段だけ登って、上段は左岸(右)から素直に巻くことにした。
上段にはハーケンが打ってありました |
これで核心部は終了した。核心部と言っても緊張するような高巻きも登りも無し。ほんと癒し系の沢だ。この先はさらにおだやかな渓相となる。幅広のナメ滝は左を歩いて登る。
この後も忠実に本流を辿ると、登山道が横切る地点(1190m)に出た。注意していないと見逃しいそうな不明瞭な登山道だった。
注意してないと気づきにくい |
西ノ又コース登山道は、笹藪に覆われ不明瞭。藪かき分けて踏み跡を追っかける。すごい勢いで雨が降ってきた。カッパを着てヒバクラ岳からの登山道と合流地点までがんばる。登山道が合流すると、ようやく踏み跡がはっきりとした登山道になった。しばらく行くと登山道は立派な木道になる。それにしてもこの土砂降りが沢の中でなくてよかったと思いつつ森吉山山頂に着く。雨のため展望はまったくなし。花の名山も形無し。記念写真を撮って、とっとと阿仁避難小屋へ逃げこむ。
避難小屋へ着く頃になると雨がやんで天気が回復してきた。携帯電話も通じるようになる。森吉避難小屋から一ノ越へ、すっかり天気が回復して青空が広がってきた。あの激しい雨はなんだったろうか。入渓点を過ぎて、スキー場跡を通ってこめつが山荘へ戻った。
誰にも会わない静かな癒される沢登りだった。
温泉 北秋田市米内沢 あゆっこ 350円(06:00-22:00)
森吉山荘 450円(16:00まで)
北東北の森の深さのお約束「クマに注意」 |
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