2016年8月14日日曜日

別当出合から登った霊峰白山 日帰り登山

【山域】両白山地
【登山方法】登山
【天気】晴れ(白山市32/25℃)
【距離】12.7km
【コースタイム】
別当出合(7:45)-中飯場(8:15)-甚之助避難小屋(9:20)-黒ボコ岩(10:30)-室堂センター(11:00)-御前峰(11:50/12:30)-室堂(13:00)-黒ボコ岩(13:30)-馬のたて髪(13:50)-殿ケ池避難小屋(14:00)-慶松平(15:00)-別当出合(15:40)
 
 霊峰白山は去年登ったばかりなんだけど、雪渓が見たくてまた来てしまった。妙高とどっちにしようか悩んだが、こっちのほうが標高があるんで、2,500m超えを味わいに来ました。昨年と同じように前夜に一の瀬ビジターセンターに車中泊する。
 朝おにぎりの朝食を軽く食べて、バスに乗り込む。去年の反省を込めて、少し早めに出たつもり。だったが、記録を見ると別当出合出発が8:00になっていた。あれー15分しか早くないや。
 トレランの人も増えたな-、山ガールもいっぱいいるし。山の日も制定されたし、山ブームなんだな。高知にいると、人が少ないせいか山ブームまったく感じないんだよな。特に若い人見たことないよな。
 つり橋を渡るとすぐに本格的な登山道が始まる。よく踏まれた幅広い登山道で、多くの人が登っていく。夏休みだから小さな子どもを連れた家族連れの方も結構いる。小さい子も頑張って登ってるな。
 中飯場には登り始め30分ほどで到着する。りっぱなトイレも設置されているし、人がいっぱいいるなー。夏休みだし、天気いいし、百名山だし、当たり前か。思い思い皆さん山を楽しんでいる。
 中飯場から、ちょっと登ったころに水場があったが、もうちょろちょろとギリギリの水量になっている。こりゃもう少し日照りが続いたら間違いなく枯れちゃうな。
 去年より工事が進んでいる。去年なかった高圧電線が敷設されていた。どんどんできていくな。最終的に、この多段堰堤ができれば土砂崩れや地形変化は止まるんだろうか。
 昨日、甚之助避難小屋に泊まった人と少し話せた。泊まったのは10人ほどで、もう少し泊まれる余裕があったみたい。甚之助避難小屋なら水もあるし、休みずらして泊まれば空いてるな。
 甚之助避難小屋には、去年より50分早く着いた。このままちょっとずつ早め早めに登れば、去年みたいに小走りで下山しないですむだろう。小屋の周りは人だらけ。一段上がったところの広場は、結構空いていた。ベンチとテーブルもあるし、ひと休みするのはこっちのほうがいいだろう。
 南竜山荘への分岐もすぐ。甚之助避難小屋から15分ほど、南竜山荘にテントサイトがあるんだよな。テント背負って来るのもいいかもな。テント張ってから頂上目指せば荷物も軽いし。
 分岐からはトラバースして黒ボコ岩を目指す。源頭をトラバースするので、一応落石注意の看板が出ている。少し霧がかってきた。日差しが遮られていいけど、展望もいいといいなと欲張ったことを考える(笑
 トラバース道から尾根をひと登りして黒ボコ岩を目指す。短い距離ながら、急登なんで登山者が溜まってる。めっきり人がいる山を登らなくなったんで、たまには、こんな景色を見るのは悪くない。最後に見たのは、確か去年の紅葉の大山だったな。
 延命水もぎりぎりの水量になってる。枯れる寸前っぽいぞ。でも、ここで水を汲まないと、頂上でコーヒーが飲めない。あ、室堂でも汲めるか。でも、せっかくなんで「霊峰白山 延命水」を汲む。源頭の水は、ぽたぱたでも冷たくて気持ちいい。
 黒ボコ岩に登って記念撮影。まあお約束的な行為。みんな順番にしている。この写真撮ったあとに、心ないグループがバックパックをおろして完全休憩に入っていた。みんな記念写真撮りたいのに、まったく動く気配がない。先に写真撮れてよかった。
 この登拝道から見る山頂が絶景だよな。笹原と一直線に伸びる登山道。遮るものがない美しい頂き。ただ雪渓がないのが個人的には残念だな。ここに雪渓の眩しい白色があれば、なお良しの景色名だけどな。霧が晴れたのは本当によかったな。
 室堂に立ち寄りトイレ休憩。相変わらず人であふれてる。ここでは、3G通信できるはずだが、なんだか調子が悪くて写真がダウンロードできない。まあメールとか緊急連絡用の細い回線なんだろうな。
 白山神社の脇を通りすぎて、最後の登山道を御前峰まで行く。コースタイムで40分ほどだ。人が連なって登っているので、まあ大体コースタイム通りで登ることになった。空いていれば、もうちょい短い時間で登れただろう。
 山頂についたら、まずは奥の宮で無事登頂できたこと御礼する。わずかながら賽銭を差し上げる。よく風説に耐えてるよな。それとも頂上は積雪はそれほどでもないのか。雪が風で飛ばされるのかな。
 今年は、ツアー客と一緒にならず頂上の記念写真も普通に順番待ちして撮れる。セルフタイマー活躍。最近はスマホで写真を撮る人が多いから、順番に撮り合ってるな。単独行者としては、自撮り棒買うかな。
 お昼は室堂で食べるか、山頂で食べるか考えたが、結局山頂で食べることにした。ちょっと風が強く、レインウェアを着込んでる人もいた。駅弁「三種盛り北国かに寿し」を福井のフェアモールで半額サービスで手に入れた。
 食後のコーヒーも淹れちゃうよ。昨日と違いさすが2,702m、まったく暑くない。まさにコーヒーを飲むのもちょうどいい気温だ。バックパックにつけた温度計を見ると15℃くらい。
 お池には、雪渓がまったくない...これじゃ自分にとっては回る価値ないな。まっすぐ室堂に下ろう。寂しいな、せっかく霊峰白山まで来たのに。白馬岳だと雪渓残ってたかな。
 黒ボコ岩まで1時間程度で戻ってきた。まだまだ人がいっぱいいるな。この時間にいるんだから、室堂に泊まるんだろうな。去年と同じ観光新道をとる。去年は駆け足で降りたから景色の印象が残っていないので、今回はじっくりと景色を堪能して下山しよう。
 尾根通しにゆるやかに下っていく。霞がかっているな。これじゃ観光新道なのに観光できないよ。本来なら白峰の市街地の展望があるのかな。これだけ霧に覆われるとわからないな。
 展望はないが、足元は高層の花畑で、小さな花がいろいろ咲いている。紫色やピンク色、黄色と咲き乱れている。名前がわかれば、また見る目が変わるだろうな。図鑑でも買って勉強しようかな。
 「馬の背」という急登を一気に下る。なかなか急だな。こりゃ人気がないわけだ、ここを登って白山目指すのは大変だ。100mの距離差以上の労力がかかりそう。
 殿ケ池避難小屋に着いた。ちょっと一休み。10人くらい泊まれそうだな。ただ水場がないんだよな。逆に言うと、水担いでくれば多分泊まる人ほとんどいないな。午後発で、ここに泊まるのは、狙い目かもしれないな。
 登山道が、だんだん藪に覆われてきたな。踏み跡はしっかりとしているけど、砂防新道に比べると人気がないし、急登が多いな。距離は100mほど長いだけど、こっちは急登が多いな。
 こんな岩のトンネルがあったんだ。まったく記憶に残ってないな。もう一回通ってみてよかったな。標識があったけど、特に名称なんか書いてなかったな。ここから別当出合まで3㎞だそうだ。
 トンネル抜けると、中飯場に続く作業道が見えてきた。なんとなくの記憶だけど、去年より構造物が増えている感じがする。あんな黒い電源ボックス的な構造物はなかったんじゃないかな。
 階段もよく整備されているな。さすが新道と呼ぶだけのことはある。ただ観光というほど景色がよかったりしなかったな。こりゃ登りのコースに観光新道を選ぶのはお薦めできないな。
 慶松平に着いて、もうすぐゴールだな。あと2㎞か。小一時間で別当出合いに着くな。普通に下山するとこんな感じだったか。人気はないが、きちんと道は踏まれているし、迷うことないな。
 木道階段より石段のほうが歩きやすくていいな。ちょっと薄暗い森のなかで降りていくが、涼しくていいな。どんどん階段を降りて行くと沢伝いになる。ここまで来ると別当出合でバスを待つ人の声が聞こえてきた。
駐車場 一ノ瀬ビジターセンター 100台以上(トイレあり)無料
白山天望の湯 650円(開山1300年記念登山者割引で500円)
一ノ瀬ビジターセンターから別当出合いまでバス片道500円

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