2013年10月13日日曜日

ボロボロ 中御所川 西横川 沢登り

【山域】木曽山脈
【登山方法】沢登り
【天気】晴れ
【コースタイム】
菅の台バスセンター(6:00)-入渓(9:30)-終了点(15:30)-千畳敷カール(17:00)

 昨日よりバスを待つ人の行列がずっと長かい。慌てて行列に並び込み、代表者一人がバスチケットを買いに行ってもらう。2時間近く待って、ようやくバスに乗ることができた。しかし、この片道800円って、ずいぶんと高くないか。30分800円は、どのようなコストでバス代算出してるんだ?
 昨日と同じように入渓する。今日は事前に薬吸引したし、喘息大丈夫だろうか、若干不安~。30分経過しても、喘鳴はない。トップでマイペースで登っているのと、出発が遅くなり気温が上がったいるのがいいのだろうか。
 次々と滝を登っていく、どんどん高度を上げていくの沢登り。東北の沢とは違い一気に高度を稼ぐ。ほぼ直登状態。休むまもなく滝から滝へと登っていく感じ。巨岩帯は、隙間をついて越えていく。滑滝はすっかり流木と土砂に埋め尽くされていた。自然ってすごい。
 20m滝は、右岸を登っていく、先頭のNさんがロープを延ばしてくれる。みんな登るの上手だな。本当感心するよ。ありがたい。
 その後も大小様々な滝を次から次へと越えていく。高度を上げると回りの草木が段々と紅葉してくる。白い岩と紅葉のコンストラクトは、文句なしに美しい。秋の青空が爽快さをプラスしてくれる。
 ある滝を越えるときに、水流をくぐり右から左に移動した。当然、全身びっしょり。他のメンバはコースどりを替えて濡れずに越えていった。この濡れが、あんなことになるなんて想像できなかった。
 徐々に、濡れた体が冷えてくる。いつの間にか震えが止まらなくなった。ある滝を越えるときに草付きを登るのだが、手が動かない...指の感覚がまったくない。Nさんにロープを下ろしてもらい、四つん這いで引き上げてもらう。もうガタガタ震えて、自前の上着を着て、さらにKさんにシャツを借りて重ねて、最後にレインウェアを着こむ。でも寒い、ひたすら震えている。それ以降、歩くのも辛い。でも止まっていると震えがひどくなる。もう本当に体をだましだまし登っていく。当然写真なんか撮る余裕なんてまったくなし。
 終了点からは、廃道の登山道を歩いていてく。ここでも少し歩いては、立ち止まり震えている。どうにか日が沈む前に千畳敷カールに着けた。本当によかった。ロープウェイ駅が見えた時には、ホッとした。最悪あそこまで行けばビバークはないな。そもそも震えが泊まらない状態で、一晩この高度で持つ自信がなかった。
 千畳敷カールでは、震えながらなんとか一枚だけ写真を撮れた。補正したので水平だが、元写真は斜めで水平が出ていない。とりあえずなんとか写真を撮った。相変わらず指にものが触れても感覚がない。
 ロープウェイ駅では2時間待ち。待っている間もずっと震えていた。暖かい飲み物を2本飲んでも全然震えが止まらず。これが低体温症の初期状態かと思うと、ちょっとゾッとした。メンバを危険に追い込み、猛省。メンバがベテランぞろいで本当によかった。

駐車場 菅の台バスセンター 1回500円(トイレあり)

追記
全然関係ないが、ロープウェイ駅でアンテナが立たず、スマホが壊れていた。なんか弱り目に祟り目って感じで本当にぐったりした。 GPSデータダウンロード

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