矢ノ原湿原の中を歩くことはできないが、周囲を一周できるように遊歩道が整備されている。木道で湿原の中を通ることができないあたり、あまり観光地化されていない証拠だろう。古いながらもトイレも2箇所ほどあった。
湿原には、小さな白い花やミズバショウが咲いていた。霞がかった景色が幻想的だ。1周30分もかからない小さな湿原だったが、尾瀬より人気がなく静かな分ゆっくりと楽しめる。
矢の原湿原を後にすると一度国道400号へ抜けて、玉川沿いの林道へ入る。駒止湿原・卵池の案内板が国道に出ている。舗装路からダート路の立派な林道になる頃、ポツポツと雨が降りだした。駒止湿原3.5km卵池0.3kmの案内板がある分岐路に着いたが、その先の道路脇に残雪が見える。この辺りはまだ残雪があった。先に進むのに不安を覚えたので、そのまま抜けて南会津(旧田島町)から湿原に行くことした。
「冷湖の冷泉」森から水が溢れ出している。駒止湿原が水源だろうか。写真には写っていないが、幅広く水が流れ出していて雪解けの豊富な水が流ている。
分水嶺へ差し掛かる辺りにも、高層湿原が広がっていた。玉川の源流だろうか。1000m近い峠では、なごり雪が道路の脇に残っている。車を少し止めて、湿原の風景をカメラに収めた。
駒止湿原の駐車場に着く頃には本降りになっていた。上下カッパを着込んだ。雨の中、少し肌寒さを感じる。矢ノ原湿原とは違い、湿原の中に木道が掛かっている。30分ほどの散策だったが、湿原の中流れる小川に並ぶ小さなミズバショウを楽しむことができた。
矢の原湿原 駐車場なし路肩のスペース
駒止湿原 無料駐車場(トイレ有り)
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